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【検証】ローカル路線バス乗り継ぎの旅第25弾(福島・会津若松⇒秋田・由利本荘)

今度の土曜日(12月16日)、新シリーズである「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」の第2弾が放映されます。今から楽しみです。

さて、このnoteで2020年12月から書いてきました「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の今のダイヤで行ってみたらの検証記事ですが、3年をかけて、ついに太川・蛭子コンビの最終回である第25弾にたどり着きました。その間にも多くの路線バスが廃止となり、昨今は運転士不足による路線バス減便のニュースが全国各地、連日のように伝えられています。

放映は2017年1月。マドンナは新田恵利さん。放映順序としては、田中さん、羽田さんのZコンビのデビュー作である特別編「熱海⇒金沢」が先ですが、ここでは第25弾をお届けします。

第25弾の実際ルート

一日目
飯盛山下-(会津バス・まちなか周遊バス)-若松駅前-(会津バス)-寺町角- 喜多方営業所-(会津バス)-若松駅前-(会津バス10系統)-高坂-(徒歩・途中のガソリンスタンドから車送迎)-行政センター前-(会津バス)-大槻車庫前-(福島交通1-1系統)-郡山駅前
二日目
郡山駅前-(福島交通10-1系統)-太田熱海病院-(本宮市営バス下樋・熱海線)-本宮駅前-(本宮市巡回バス北コース)-大玉村-(徒歩)-二本松駅入口-(福島交通医大経由二本松線)-福島駅東口-(福島交通藤田経由小坂線)-藤田南-(徒歩)-越河清水-(白石市民バス越河線)-白石駅
三日目
白石駅前-(ミヤコーバス)-蔵王町役場前-(ミヤコーバス)-村田営業所-(ミヤコーバス)-川崎仲町-(徒歩)-かわさきまち(川崎町役場)-(タケヤ交通)-仙台駅前-(山交バス特急48ライナー)-新庄駅前
四日目
新庄駅前-(山交バス)-小川町-(徒歩)-古口駅-(最上川交通)-草薙温泉- (徒歩)-狩川駅-(庄内町営バス立谷沢余目線)-余目駅前

というわけで、最終回は失敗に終わりました。「失敗で終わるのも自分たちらしい」という太川さんの最後の感想が印象的でした。

2023年のルート検証

それでは現在のダイヤで行ってみたらどうなるでしょう。第25弾の実際のロケ日は2016年12月14日(水)からとされていますので、それに合わせて、水曜日スタートとして考えてみたいと思います。

1日目(水曜日)
飯盛山下849→会津バス・あかべえ→925若松駅前1146→会津バス・河東湊線→1251高坂→(徒歩6.1km・90分)→湖南高校1605→会津バス・湖南郡山線→1635大槻営業所1710→福島交通→1739郡山駅前1845→福島交通→1934太田熱海病院

高坂からはトンネルを抜けて3km歩いたところに赤津というバス停があるのですが、夕方までバスがありません。このバスに乗ると磐越西線の上戸駅に行けますが、そこから磐梯熱海温泉まで10km以上バスがありません。もう少し歩いて、湖南高校から郡山駅へ出て、磐梯熱海まで行く方がトータルの歩く距離は短くなります。

2日目(木曜日)
太田病院前815→本宮市営バス・下樋・熱海線→904本宮駅前930→市街地巡回バス・北コース→941大山字岩ヶ作交差点→(徒歩7.1km・100分)→二本松駅入口1318→福島交通→1423福島駅東口1455→福島交通・藤田線→1544国見役場→(徒歩5.7km・90分)→越河清水1737→白石市民バスきゃっするくん・越河線→1806白石駅前1914→ミヤコーバス・白石遠刈田線→1951遠刈田温泉

2日目は遠刈田温泉で宿泊します。本当は途中の宮小学校バス停で降りて、大河原駅まで8km歩くと、翌日経由する川崎へ早く行けるのですが、この日は既に13㎞も歩いているので、そのまま遠刈田温泉へ行って、ゆっくり疲れを癒やす方がいいでしょう。

3日目(金曜日)
遠刈田温泉718→ミヤコーバス・白石遠刈田線→730蔵王町役場759→ミヤコーバス・永野線→823村田中央1331→ミヤコーバス・川崎線→1350川崎中央→(徒歩300m・10分)→かわさきまち1440→タケヤ交通・秋保川崎仙台西部ライナー→1557仙台駅前1705→48ライナー→1925新庄駅前

3日目は実際ルートと同じく新庄まで。村田で長時間の待ちが発生しますが、早く抜けるルートはなさそうです。谷山温泉の日帰り入浴とかしてもいいかもしれません。そして、やはり仙台から新庄までを結ぶ長距離バス48ライナーの威力は絶大です。

4日目(土曜日)
新庄駅810→陸羽西線列車代行バス→939余目駅→(徒歩6.0km・90分)→広野1103→庄内交通→1137酒田駅前1840→羽後交通・高速バス本荘仙台線(下道区間)→2008本荘駅前

一行が最後に苦しんだ陸羽西線に並行する酒田への道ですが、現在は救世主がいます。道路工事により2024年度末まで運休している陸羽西線の列車代行バスが余目まで走っています。過去、列車代行バスは第11弾で名松線代行バスを利用しており、バス旅ルール上も使用可能です。広野からのバスは土曜日は11時発を逃すと14時台までありませんが、それでも酒田駅18時40分発の本荘行高速バス下道区間には間に合います。この高速バス下道区間は空席がある場合にのみ利用可能ですが、これ以外に行けるルートはありません。
なお、本荘行の高速バスは土日のみの運行です。もし4日目が平日の場合は第15弾で一行が辿った及位駅から秋田県境を徒歩で越えて横手まで行き、そこから本荘行のバスに乗ることができます。

まとめ

というわけで、4日目に列車代行バスによってかなり早い時間に余目まで行くことができるので、余裕をもって酒田駅からの高速バス下道区間に乗ることができます。酒田市には以前は庄内交通のバスが多く走っていましたが、今ではほとんどの路線が廃止されてしまいました。仙台西部ライナーや48ライナー、高速バス仙台・本荘線の下道区間など、長距離バスに助けられての成功となりました。

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