おじちゃんとしょーご

おれには、小学一年生の息子がいます。
兄ちゃんは、甥っ子のしょーごを大切に愛してくれました。
この話はしょーごがこれから大人になっておじちゃんが、どんな事を話してくれてたかを知るために残しておきたいと思います。

しょーごが生まれてから、おれもママもおばあちゃんもおじちゃんもよく集まる様になった。
週末はみんなでランチして夕方まで、おじちゃんの家で遊んで、お泊まりができる様になってからはよく、おじちゃん家行きたいって、言ってたで。

おじちゃんもおばあちゃんと仕事のスケジュールを合わせて、しょーごと遊んだり、お風呂入ったり、一緒に寝る事が楽しみやったって。

お笑いが好きなおじちゃんやからしょーごとお笑いのギャグ一緒にやるのが楽しいし、しょーごもおじちゃんに教えてもらったギャグ何回もやってました。

枚方パークのウルトラマンフェス覚えてるか？
しょーごは、怪獣の展示が怖くてなかなか先に行かれへんかってもおじちゃんが側で一緒にまわってた。
おじちゃんはあんまり写真が好きじゃなかったけど、しょーごと撮るときは嬉しそうにしてたんやで。大きなウルトラマン像をバックにしょーごとおじちゃんの2ショット写真があります。
しょーごは、カメラやウルトラマンを見ずにずっとおじちゃんを見てる写真。
おれはあの写真が大好きです。

あと、ドラゴンクエストビルダーズ2っていうゲームがあって、おじちゃんは、しょーごのために何時間もかけてゲームの世界にジェットコースターを作ったんやで。遊園地みたいな世界を。
おれも見せてもらったけど、しょーごもめっちゃ喜んでたっておじちゃんは自慢してきたで。

おじちゃんは、しょーごを友達みたいに師匠と弟子みたいに思ってたと思います

病院までの車の中では必ずしょーごの話をして、将来の事や、勉強の事、スイミングスクールの事、おじちゃんとしょーごがお泊まりの時どんな遊びをしてどんな事を話してたのか、おじちゃんからいっぱい聞きました。

おじちゃんの病気が良くない時に、おれはおじちゃんに、

早く元気になって、兄ちゃんの憧れの人のライブ観に行こーぜ！ベンジーとか！チケットとるで！って励ました。おじちゃんは、考えて

俺は、しょーごとどっか行きたいな。

って言っていたんやで。

2回目の最後の入院の前は、身体が全身痛くて、熱が出て、約束のお泊まりの日もしょーごと過ごす時間に合わせて熱の薬のんで、その日だけは一緒に寝たいっておばあちゃんにお願いしたけど結局身体が痛くて無理やって。とても残念そうにしていたっておばあちゃんから聞きました。

しょーごの小学校入学式を見れて嬉しかったって
ランドセル似合ってるって

しょーごは天才や。大きなったら何でもなれるって

何回も何回も聞いたよ。

今、小学校1年生のしょーごはおじちゃんの家に行ったら真っ先におじちゃんに線香をあげて、手を合わせてくれてます。
おじちゃんのお寺に行くときも、本間に会いに行く様に楽しく、おじちゃん元気かなー？って言ってます。そんなしょーごがおれの誇りです。
しょーごが大人になったらおじちゃんに酒買って家族全員で飲むぞ。それはしょーごの奢りでな。
それまではおれやママが奢るから。

兄ちゃん、しょーごをずっと見守っててな。