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「会社を辞めたい」と思っているあなたへ

このnoteは、
「会社を辞めたいと思っている方」に、
辞めるアクションをとる前に、まず読んで考えていただきたい情報です。


では早速、一つめのテーマです。

「なぜ辞めようと思ってるの?」

会社を辞めたいと思った時、一度冷静になって
「なぜ会社を辞めようと思ってる?」を自分に確認する作業が必要です。

実際、僕が採用面接をしていても、
前職の合理的な退職理由が答えられない人も多いです。
となると、面接官としては不合理な理由でうちの会社も辞めてしまうのでは?と想像します。
もちろん退職した理由が何も無いとは思っていません。
言語化できないだけで、
辞めたいと思う感情の裏には何かしらの理由があると思います。

人間関係や仕事のミスで感情的になって、
「辞めたい‼︎」
と思っている人は、
どうか一度、冷静になって自分に辞めたい理由を確認してみてください。
一時の感情に判断を任せてしまうのは、大きな後悔を生む可能性があります。

パワハラ、重労働、低賃金、社内政治への疲弊、自分の能力が発揮できない等々、会社を辞めたいと思う理由は様々なものがあると思います。

僕は転職を勧めるわけでも、
会社にしがみつくことを勧めている訳でもありません。

大事なのは、
「なぜ辞めようと思ってるの?」かを冷静かつ正確に理解し、
自分が納得できるものかを判断することです。


辞める前と辞めた後は、どちらが良い?

次に考えなければいけないのは、
辞める前と辞めた後の世界の比較です。

人間は本能的に目の前のことに不満が生じたとき、他のものへ回避しようとします。
ただ、ここで注意したいのは、
辞めた後の世界に対して盲目的になってしまってはいけないという事です。

ほぼ全ての人は、
会社を辞めて他社に移れば現状が良くなると思って辞めます。
しかし、辞めた後にフタをあけてみると、

・なかなか職が決まらない
・職が決まっても条件面で悪くなる
・辞めた理由と同じ状況に陥る職場を選んでしまう

というような事は少なくありません。
ましてや、現況ではコロナにより経済に大きな影響が出ているため、
beforeコロナの時より、転職市場も厳しくなっている事を考慮した方が良いです。

なので、ここも冷静になって広い世界をみて、
「自分の市場価値」の分析をする必要があります。

理想は辞意を告げる前から、動いておくことが好ましいです。

その結果、
今の会社の方が良いと思えればモチベーションが回復する可能性もありますし、それでも今の会社を辞めたいという気持ちが強ければ、自分に足りない能力をつけるという課題が見えてきます。

ですので、
冷静に辞める前と辞めた後の世界を比較しておく必要があります。


無理はしなくていいよ

と、ここまで冷静に準備をしましょうという話をしましたが、
ガラッと違う視点の話をします。

睡眠もろくにとれない、
食事もできないくらい精神的にボロボロになっている人。
身体に影響がでるまでメンタルがダメージをうけている人は、
まず休むという選択肢をとった方が良いです。

それでも回復しない場合は、
早急に辞めるという選択肢をとって良いと思います。

どうしようもない時は逃げてもいいんです。
最後に勝てばいいんです。

有名ドラマのタイトルを借りますが、
「逃げるは恥だが役に立つ」なのです。

人によっては、ちょっとわかりづらい例えかも知れませんが、
ボクシングというスポーツをもとに例えます。
ボクシングの世界チャンピオンは、
1R×3分を12R戦いその内容で勝敗を決めます。
ここで言いたいのは、
その内の1Rを相手にとられても負けにはならないし、
もっと言えば5Rとられても負けにはならないという事です。

人生という勝負が12Rだとしたら、
1ラウンドくらい逃げてポイントをとられてしまっても、後から挽回していけば良いんです。
今だけで考えるのではなくて、人生という大きなテーマに対して勝利を収めれば良いんです。


会社への感謝


と、会社を辞める決意までの話をしましたが、
それでも会社を辞める決意が揺らがない人に伝えたいことです。

会社への感謝をもって欲しいということです。

辞めたいと思っている会社なのになぜ?
と思う方もいるかも知れませんが、振り返ってみて、

・「自分を成長させてくれた経験はありませんでしたか?」
・「課題や問題があったかも知れませんが、自分が深く考える機会になりませんでしたか?」
・「何かを教えてくれた人はいませんでしたか?」

そしてこれは絶対だと思いますが、お給料をもらっていたのは事実ですよね。そのお給料によって生活ができていたというのは事実ですよね。
そこへの感謝は忘れてはいけないと思います。

感謝をすることで、自分の気持ちも前向きになり、
結果、次の転職先でも良い方向に進みます。


上司への感謝


また、退職の理由として多いのが上司への不満です。
上司とコミュニケーションがとれない、方針が全く違うなどは、かなりクリティカルです。

ただ、これも会社への感謝と同じように上司が教えてくれたこともあると思います。上司が良かれとして教えていなくても、反面教師で学んだこともあるかと思います。

辞める判断をする時は、会社や上司の悪いところばかりが頭に浮かびますが、実際、良くしてもらった事も忘れてはいけないです。

自分の健全な精神状態を作るうえでも、感謝の気持ちを持ってみてください。


「怒り」や「憎しみ」の感情は無駄


ここまで感謝、感謝と言っているのは、
会社や上司への「怒り」や「憎しみ」を辞める時に捨てて欲しいからです。
辞めた後まで、会社や上司に対しての「怒り」や「憎しみ」にとらわれる必要は無いからです。
たまに前職のことを転職してからもクドクド言う人を見かけます。

「怒り」や「憎しみ」は、一時的な原動力になりますが、
自分にもストレスを与えますし、長期的にみて良い傾向を生み出すものではありません。
悪いことをいつまでも覚えておく必要は無いのです。
次に行くことを決めたのなら、次を向きましょう。

大事なのは会社を辞めたあと

最後にですが、
会社を辞めることで一番力を注がなければいけないのは、辞めた後にどうするかです。

転職した事が成功だったか、失敗だったかを決めるのは、
その後の自分の努力次第です。

転職先で何をしたいか、どうなりたいかの明確なゴールを思い描き、
前以上に活躍できるように全力で挑戦していきましょう。

以上、長文をお読みいただき、ありがとうございました。

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