脆い意識

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旅の途中

(アップしようと読み直している最中に寝落ちしていたので昨日書いたものです) 高三の夏に入った軽音部で、高二の冬に習い始めたギターを弾いていた。その生活も今日で終わりだ。と言っても、十月の文化祭で二曲、そして今日行われた卒業ライブで二曲演奏した(それと一曲歌った)だけなので、活動量としては「部活に入っていた」というレベルに達していないけど。 高校入学以前から「軽音部」という存在に対して漠然とした憧れを抱いていたのだけど、高校一、二年生は燃え尽き症候群のような状態で、何かに挑

    • 卒業と泣き言と自己愛

      昨日、高校を卒業した。小学五年の秋、初めてこの高校の文化祭を訪れた帰り道にぼんやり思い描いていた生活とは、かけ離れた三年間だった。いざこの場所で高校生活を送る権利を獲得した途端、情熱みたいな色をした煌めきは消え失せてしまった。いまや眩しすぎて直視できないそれは、二度と取り戻すことのできない純度100%の憧れだったんだろうけど、しょせん空想の産物だから美しさは持続しなかった。 三年分の出来事を具体的に挙げていく気力はないし、読み手も書き手もあまり面白くないのでエピソード的なこ

      • +17

        写ルンです 2023.03

        • 出会い / 吉祥寺

          2023.11.23 (木) 勤労感謝の日 前のアカウントでnoteを書いていたときから、ずっと憧れ続けている方がいる。私が紹介するまでもないが、🚢さんだ。あたたかみのある素敵な写真と、どちらかというと理性的な印象だけど決して単調ではない文体で、唯一無二の魅力的な記事を書かれる方だ。そんな方と、私の高校生活を間違いなく一番共有している貴重な友人である渡嘉敷さん(以下、伶)との3人で、吉祥寺を散歩して写真を撮るという最高の祝日だった。 まずは、景色を眺めながら井の頭公園を

        旅の途中