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未来志向のお金術「きみのお金は誰のため」を読む

新刊「きみのお金は誰のため」(著:田内学、東洋経済新報社)が話題となっています。これはまさに「お金の取扱説明書」とも言える一冊で、その中で語られる「お金の奴隷」にならない方法について、今回はご紹介したいと思います。

◆この本について
・元ゴールドマンサックスのトレーダーでありながら金融教育家でもある田内学が手がけた小説。
・便利な「道具」としてのお金に焦点を当て、小説形式で「取扱説明」をしています。
・お金に縛られずに生きるための視点や考え方が提供されています。

◆なぜ「お金の奴隷」が問題なのか?
・お金自体には「価値がない」と考えるから。
 →例えば働くことは「お金を稼ぐ」ことではなく、誰かの「問題解決」をすることであり、お金と本質的な関係はない。
・お金は社会を広げる一方で、共同体感覚を狭める側面があるから。
 →これが原因で「支えあう」関係が失われてしまう。
・「お金を作る」視点よりも「人を育てて未来をつくる」視点が大切だから。
 →人を育てることで「僕たち」の範囲が広がり、社会全体が豊かになる。

◆どうすればいいのか?
・「未来」という目的を共有することが重要。
 →例えば、災害時の「日常生活を取り戻す」という目的共有が示唆されています。金儲け目的で「SDGs」を追求するのはナンセンス。
・心から人を愛すること。
 →人を愛することで、相手の気持ちを考え、大切な人を守るため社会が「他人事」でなくなる。
・「僕たち」の範囲を地道に広げ、その「バトン」を未来へつなげる。

最後に、書店の減少に嘆く中で、実際にネットで本を購入する行動が矛盾している点にも気づかされました。書店を応援し、地元の文化と経済に貢献していきます。

◆私にできること
・書店を子供の世代まで残すために、本をオンライン注文する場合は「アマゾン」ではなく「Honya Club」で注文して、地元の書店で受け取る。
・本の魅力をネットで共有する。
・オンライン書店で注文して、近くの書店で受け取るサービスの利用を呼び掛ける。

Honya Club: https://www.honyaclub.com/shop/g/g20869800/
e-hon: https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000034531678&Action_id=121&Sza_id=G2

​[参考]​
「書店減少」嘆くのにネットで本買う日本人の矛盾(東洋経済オンライン)
https://toyokeizai.net/articles/-/710034

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