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サトマイさんの新著『時間を食べつくすモンスター』宮崎駿の想いとリンクするメッセージ

統計のおねえさんことユーチューバーのサトマイさんが、新著『あっという間に人は死ぬから「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方』を出版しました。この本は、時間管理に関する様々なメソッドを凝縮した内容で、なぜ彼女がこのテーマにこだわったのか、その背景に迫ります。

宮崎駿の想いとリンクするメッセージ

宮崎駿の最新作『君たちはどう生きるか』は、吉野源三郎が第1次世界大戦と第2次世界大戦の間の時代に書いた同名の著作にインスパイアされています。宮崎駿は、吉野が「人間でいろ」というメッセージを伝えたかったと感じ、その想いを映画に反映させました。彼はこう語っています。

「吉野源三郎さんは軍閥政治を止めることはできないと感じていたんだと僕は思います。戦争をやって負けるしかないだろう。そして、負けた後はもっと惨憺たることが起こるだろう、と思っていた気がしますね。だから、『君たちはどう生きるか』の中にもどういうふうに時代を変えていったいいのかってことは書いていない。だけどどんな困難な時代や酷い時代にも『人間でいろ』というメッセージはあったと思います。(中略)『君たちはどう生きるか』というのは、だから、困って生きなさいという意味なんですよね。こういう風に生きればうまく生きられますよ、じゃないんです。物事をきちんと考えて、困りながら、無駄死にしながら生きなさいという。そういう時代の暴力については直接的には書けないから、そういう時代が来ても、君は人間であることをやめないで生きなさいっていうことしか伝えていないです。吉野源三郎さんは、たぶん、それしかできないことがわかっていたんだと思います」

スタジオジブリ絵コンテ全集23月報2023年11月「君たちはどう生きるか」への道より引用

この言葉からもわかるように、宮崎駿はどんな時代でも「人間であること」を大切に生きることの重要性を訴えています。

サトマイさんのメッセージ

サトマイさんの新著も、現代の日本における「人間であること」をテーマにしています。タスク管理や日々の業務に追われる現代人は、しばしば本質的に「有意義」な時間を失いがちです。サトマイさんは、宮崎駿のメッセージに呼応するかのように、「困り」ながらも「人間であることをやめないで生きる」方法を読者に伝授しています。

具体的には、時間を奪う主な原因を「時間を食べつくすモンスター」と位置付け、その「モンスター」を解析し、改善のためのアクションプランを提示しています。さらに、人生をより豊かにするためのメソッドもあわせて紹介しています。サトマイさんは、この本を通じて、読者に「時間の管理」を超えた「人生の管理」を提案しているのです。

サトマイさんの新著『あっという間に人は死ぬから「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方』は、現代を生きる私たちにとって非常に有益な一冊です。宮崎駿のメッセージとリンクしながら、時間管理の重要性を説きつつも、「人間らしく生きる」ことの大切さを伝えてくれるこの本を、ぜひ手に取ってみてください。サトマイさんの新著が多くの人々に届き、彼女のメッセージが広がることを心から願っています。

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