オルレアン プロモタイルレビュー 第5回:新たな場所No.5
こんにちは。オルレアンが大好きすぎてアイコンもオルレアンになってしまった者です。
この記事は、前回(URL)に引き続き、2021/12/9にengamesから日本語版が発売される、「オルレアン プロモタイルセット」に収録されている全24種のプロモタイルを3枚ずつ取り上げてレビューしていく企画の第5回です。
レビューの前提条件などについては第1回の記事に詳しくまとめていますので、そちらを参照ください。
第5回:新たな場所 No.5
街道(Ⅰ)
(黒)(茶)
★★★★★
プロモタイル最強の一角。随行者2つ、しかも初期随行者だけの組み合わせでこのタイル上に交易所が建てられる。どういうパワーバランス?
出た当初、通常のギルドホールアクションを打ったときに、追加でこの建物タイルを使ったときに、交易所をこのタイル上に建てられるのと勘違いしていた。作者に確認を取ったら、確かに随行者2つだけで交易所をこのタイルの上に建てられるとのこと。どういうパワーバランス?
4回しか使えないタイルとみるよりも、街道を4回使うことで、交易所の建てきりのために行く町を4箇所減らしてくれるタイルとみるべき。オルレアン+5箇所の町で建てればよくなる。オルレアン以外の町は22箇所で人数に依らず固定なので、プレイヤーの人数が増えれば増えるほどこの盤外の4交易所の価値が相対的に高くなる。交易所トップ賞のカウント時に街道上の交易所もカウントしてよいので、トップ賞の市民タイルも取りやすくなる。
Ⅰのタイルになっているので、かえって初手に取るか悩ましい。どちらかというと得点行動なので1枚目に取っても序盤行動の加速につながりにくいが、かといって後で取ろうと思って放置しておくと他人に取られてしまう。「事務所(基本)」「金細工師(プロモ)」と、交易所の数に依存する建物で固められそうなら躊躇なく1枚目から取っていい。
余談だが、「教会(プロモ)」で街道の効果をコピーされると、「教会」の持ち主はこの街道の上の空きマスに交易所を建てられるのか気になる。ルールを読む限りは建ててよさそうではあるので、誰かが「教会」を取った場合は早めに4回とも使い切ってしまいたい。
舞踏場(Ⅱ)
(黒)
★★★☆
建物タイルをコインで買える。有用な建物タイルは欲しい、が一緒についてくる交易商は用途がないという状況に中盤以降で陥りがち。建物タイルを舞踏場で購入することで、あぶれる交易商を取らずに済む。ついでに[村]を建物タイルの獲得のために使わなくてよくなるため、村では職人(と技術タイル)を獲得し、舞踏場で建物タイルだけを取れるので、強化の効率がよくなる。
ただし舞踏場を2枚目に取るタイルとして選択するかどうかは難しいところ。このタイル自体に即効性はあまりなく、最初に取りたいⅡの建物タイルはおそらく他にも残っているはず。他プレイヤーがどれくらい交易商を取っているかを見ながら獲得のタイミングを検討したい。
建物タイルを5枚を超えて所持できるようになるので、交易商のトラックがカンストした(あるいはストックが枯れた)あとで取る価値はあるかもしれない。終盤で交易所を建てきり、発展トラックを育てきってしまった場合は、コインや商品タイルを獲得できる建物を取って得点を底上げしてもよい。
教会(Ⅱ)
(黄)
★★☆☆
「侵略」の協力シナリオにあった、他プレイヤーのアクションをコピーする能力が対戦でも使えるようになった。
コピー対象は、随行者で埋まっているアクションスペースのみ。そのラウンド中にすでに使われてしまったアクションはコピーできないので、教会を使うタイミングが重要。
プレイヤー人数が多い方がコピー対象の選択肢が増えるので、3人以下になると評価はやや下がる。価値は他人の構築次第でも変動する。自分のキーになるタイルを下家のプレイヤーに取られたときなどはコピーの機会が多くなる。
打つのに修道士と2コインが必要なのはやや高いので、そのコストに見合ったアクションを選んでコピーしたい。他プレイヤーが取った強い場所タイルをコピーするか、だいたい誰かしらが置いているであろう[ギルドホール]をコピーして交易所を建てるあたりが有用そう。
以上、第5回:新たな場所No.5 のレビューでした。
次回は第6回:場所タイルプロモNo.1で「農場」「クリスマスマーケット」「大草原」の3枚のタイルをレビューしていきます。どうぞお楽しみに。
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