1歳半差兄弟の妊娠出産の話(3)

今回は1歳半差の下の子の出産に際して、「より家事育児の手間を時短する」の方針の下、取り入れたことを書き綴る。

1.生協(コープデリ)の宅配をフル活用する

 牛乳、卵、食パン、長男の離乳食用の食材、等を毎週自動注文にした結果、当然だが買い物の労力がかなり減った。「スーパーのお買い得日を狙って買った方が安いから..」の思想を捨てるのが肝要。夫と紙の広告を眺めてあれやこれや話すのも楽しい。

生協のいいところは、玄関先で受け取れる点もさることながら、産地にこだわった冷凍・加工野菜が幅広く手に入る点だと思う。うちの近所のスーパーは決して敷地面積も品揃えも少ない方ではないのだが、それでも時短の心強い味方:冷凍ミックスベジタブル等はちょっぴり品質が気になる外国産のものが1種類しか置いてなかったりする。その点、生協だと○○県産など生産地が明確で安心できる品が毎週いくつも載っている。私自身、そこまで厳密に生産地で選別しているつもりはないが、例えば『北海道産 産地直送 ほくほく くりかぼちゃ』みたいなパッケージが並んでいると、やはりそうでないものより食欲や購買意欲がそそられるし、いい買い物したなぁという満足感に繋がる。

あと生協のサイトからだと品物ごとにレビューを読むことができ、これがかなり信頼できる。体感だと、生協のレビュー>>>(超えられない壁)>>> Am○zonのレビュー > 楽○のレビュー だと思う。(話は逸れるが楽○のレビューは仕組み自体がどうにかならないものか。レビュー特典なるものがあるせいだと思うが、以前ベビー用品のレビューに『いい感じ!まだ産まれてないけど!(星5つ』のようなものがいくつもあって、どういう世界線?と思った記憶がある。)

なお炊事の手間減を考えると冷凍食品最強なので、我が家では注文に占める冷凍食品の割合がめちゃくちゃ高い。結果、冷凍庫がぱんっっぱんになって、スペース確保のために保冷剤の類を毎度せっせと解凍しているので、同じような方針の方は後述の冷蔵庫の買い替えも要検討と思う。

2.長男の献立を固定化する

 出産時、長男の食事は離乳食の完了期〜幼児食くらいである。まだまだ大人の食事ほど気を抜けない。そこで“炊事レベル0の夫でも頼めば出てくる”くらいシンプルな献立を、朝・昼・夜版それぞれ考えて固定化した。そもそも出産時には、休暇をとった夫がフルワンオペで長男の面倒を見る予定なので、遅かれ早かれ夫にもできるようになってもらわなければならなかった。なのでかなり丁寧に、エクセルで献立表と注意事項(“細かく切らないと窒息の恐れ”等を画像を添えてまとめたもの)を作成した。その結果、何度も確認して書き起こしたことで私自身作るときのスピードも上がったし、余裕があるときだけアレンジを加えるという、無理なくレパートリーを増やせる基盤を作ることができた。

3.ウォーターサーバーを導入する

 我が家の飲料水はいろはすのペットボトル(560cc)を都度段ボールから取り出して各人が管理する運用で、毎度フタに誰の水か目印を書かねばならない・ペットボトルゴミがたらふく出るなどの点がものすごく鬱陶しかった。冷蔵庫内での場所も取るし。そこで思い切ってウォーターサーバーを導入。いつでもキンキンに冷えたおいしい水が好きな量だけ飲めるし、長男のフォロミ作り(今もなお100〜300cc/日飲む)の手間も劇的に楽になったのでほんともう最高。いろはすは今も夫が日常的に飲んでるので、導入前後で単純にコストの比較ができないが、体感でトントンくらいじゃないかと思う。完全なる主観では、各種作業の手数減を加味すると余裕でペイしてお釣りがきている。

4.冷蔵庫&食洗機を大きいサイズに買い替える

 元々2人世帯向けくらいのモデルを使用していたが、どちらも二回りくらい大きいファミリー向けモデルに買い替えた。結果、大正解だった。とくに冷蔵庫は今のサイズでも生協の受け取り日には冷凍庫がパンパンだ。容量が多くなったことで買い物の頻度も減らせて良し。食洗機については、我が家は夫が“皿洗いは頭を下げてでも絶対お願いしたい”マンなので、『シンク内のものは必ず最後は私が洗わねばならない』という地味なストレスが常にあった。これが無くなったのはかなり大きい。ちなみに我が家の電気代は、特定の時間帯だと単価が安くなるプランにしているので、その時間帯にスイッチオンする運用にしている。これも毎回「ちょっぴり良いことしたな」という自己満足度の向上に寄与している。

おわりに

 時短目的で取り入れた大きなものは以上4点。こうして見ると、時短とは“ちょっとした心的ストレスの軽減”とニアリーイコールなんだなと思う。一瞬でも判断の余地がある作業は、結局チリツモで作業時間の増に繋がるし、無意識下でもストレスが溜まっていくものだ。ただ新たなコストを受け入れたリターンが「ストレスの軽減」だけだと、とくに私のような貧乏性には、効果が定量的に評価できないので導入に踏み切れないことが多い。我が家はそれを「2人目だし!」の勢いで思い切れた感じはある。そしてどれも正解だったと思う。

その点で言うと、「2人目だし!」の勢いをもってしても踏み切れなかった件が1つあって、それはホットクックの導入だ。ホットクックは言わずと知れたシャープの電気無水鍋の製品名で、材料と調味料を入れてスイッチを押すだけで完成まで自動で調理してくれ、しかも美味しいと評判の便利調理器具だ。私は根っからの貧乏性なので、材料調達とカットと皿洗いの手間が変わらないなら、大してストレス減にならないのでは?と思ってしまい踏み切れなかった。先程、思い切った導入のどれもが正解だったと述べたばかりではあるが..。そのうち来月くらいに『ホットクック導入 最高です!』と追記しているかもしれない。私みたいな人間が何事も投機を逃すのだろうなとは思う。

全然関係ないのだが、上述の諸々の家電買い替えのどさくさに紛れて夫が「おいしいお米もQOL向上には不可欠」と炊飯器も無駄に買い換えた。その後、洗米器(ブンブンチョッパーのような形状で、レバーを回してコメを洗うやつ。これで洗米するとおいしく炊き上がるらしい。)も購入していた。夫だけあさっての方向を向いている感はある。

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