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切り傷の応急処置

昨日、作業中に怪我したので記事を書いてみます。

木工は怪我しやすい要素が多い

木工をやってるときの怪我で一番多いのは、トゲやささくれといった軽いもの。目に切りくずが入ったり。
怪我というほどでもないかもしれないけど侮れない。
QOLがだだ下がりです。
おれは木工のせいでアレルギー性結膜炎になってしまいました。

電動工具の怪我は怖いですね。緊張感もそれなりにあるので一定のルールを守れば怪我しにくいと思います。
回転するから切断系の事故を想像するかもしれませんが、衝撃や反動で捻挫することもあります。(割愛します。)

そして昨日はカッターで久々にやらかしました。
部屋の断熱対策でスタイロフォームを切ってたんです。
さくっと左手中指の先を縦に切ってしまったんです。1cmぐらい。
無理な姿勢でやってたせいです。

まずは止血

びっくりするぐらい血がでちゃって、止血するまでが大変でした。
だくだく出るから止められない。
左手が使えないから止血そのものが難しい。
やってみて思ったんですが、とりあえずタオルなんかでぐるぐる巻きにすべきでした。
包帯やテープを巻くのは血が止まる止まってからです。
いきなり、きれいに処置しようなんて思ってはいけません。
もたもたしてると止血が遅くなるだけでなく、あちこちに血がしたたって掃除も大変です。

止血について一度はじっくり読んで勉強しておきましょう。

切り傷の応急処置や病院に受診する目安は?早く治す方法やふさがる時間について解説 | ひまわり医院(内科・皮膚科) (soujinkai.or.jp)

血管の修復

皆さん、怪我したときってどうやって血管を修復するのか知っていますか?
おもしろいメカニズムなんです。
かなり端折って説明します。(詳細はリンクを読んでください)

裂傷ができると、まずは血小板(黄色い米粒みたいなやつ)が集まってきます。これは一次止血といって速いけど強固ではありません。次に、フィブリンというのがやってきて血管の内側から止血します。(二次止血)

「血が固まって出血が止まる」というのは、一般知識として知ってるのでそんなにびっくりではないと思います。では、その後どうなるのか???

出血が収まり、傷ついた部位の修復が始まります。
その間も止血のための血栓は残っています。

傷ついた部位の修復ができたら、血栓が邪魔になります。血液内のブラスミンというたんぱく質が血栓を溶かします。
これを線溶(せんよう)と言うそうです。

内側から血栓を作って、外側を修復したあとに、内側の血栓を除去するんです。

これを初めて知ったのは数年前でした。
人体すげーーーーーーー!

詳しい情報はこちらです。

出血から血管の修復まで 一般社団法人日本血液製剤協会 (ketsukyo.or.jp)

よく、止血が大事だと聞きますね。
止血できれば、あとは自分の体が頑張ってくれます。
これで安心して怪我できますね。(ぉぃ

作業中の怪我の備え

身近にあるものをうまく利用しましょう。
怪我に関しては、そんなに特別なものはいらないです。
すぐ対処する準備と発想が大事だと思います。

・とげぬき
・水洗い
・マスキングテープで止血
・タオルで止血

まずは止血が最優先です。
止血ができて落ち着いたら綺麗にするなり、包帯を巻くなりの丁寧な処置を行いましょう。

高血圧の人はエキバンを常備していたほうがいいかしれません。
以前、うちに職場の人を呼んで菜園を耕してたときに、ちょっとした切り傷ができちゃったんですが、高血圧の薬を飲んでるせいで出血がとまりませんでした。「だくだく」ではなく「だらだら」と血がでてました。
患部をぎゅっと押さえて血が流れないようにして、エキバン塗ってようやく止まりました。

虫刺されも注意

更に、虫が出る場合は別の準備が必要です。

これは先週買いました。蚊にさされたときに使いたい。
45℃ぐらいの温度で虫さされの成分を壊すらしい。
暖かくなるまで使うことはないと思う。

こっちはハチなどに刺された時用です。
2年ぐらい前に2回ほど刺されて懲りました。
ひどいときは手のひらより大きなサイズで腫れたことがあります。
しかし、それから刺されていないので使ってません。

とにかく備えておこう!

すぐに適切な対処をしておくことが大事です。
「〇〇が起きたら××をやる」を決めておくだけで対処までの時間がぜんぜん違います。
治療道具もすぐ使えるところに確保しとかないと意味がないです。
今回はもうちょっとうまく止血できれば収まりも早かったのになと教訓となりました。

ではまた~。


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