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ジジババは芋が好き

ボヤキに近い介護ネタです。

何故、ジジババはあんなに芋が好きなのか

いっつも芋食ってるよ。

母は要介護3なので、もう自分では料理できない。
ジジイはボケてるが一応できる。
母が芋が食いたいというと、ジジイは芋を買いに行く。
昔はこういう関係ではなかった。
亭主関白だった。
母が晩御飯を毎日作ってるのに、気にせず外食して帰ってくるような奴だった。
今は介護が必要な状態というのもあるけど、やることがないから頼まれることが生きがいなのではないかと思う。

あぁ、なんと美しき夫婦愛かな。

何も起きなければね。
えぇ、起きるんです!

何度言っても聞かないジジイ

ジジイはパチンコで財布が空になっていなければスーパーへ買い物に行きます。
そして芋を買う。ついでに他の食い物も買う。
日持ちしない総菜をいくつも買う。
そして食べきれなくて捨てる。
「食えんくせにこんなに買ってくるな!」というと、意地を張って食おうとする。
88歳のくせに、そんなところに意地を張ろうとするジジイを見ると虚しい。
そして消化不良をおこし、トイレや風呂をう〇こまみれにする。

買ってきた芋は蒸すつもりらしい。
蒸し器にいれて、ガスコンロに火をつける。
このとき、火の加減を見ない。
蒸し器はでかいから、しゃがみこまないとコンロの炎は見えない。
ジジイは絶対に見ようとしない。

火を付けた直後の火加減は強い。すぐに水は蒸発する。
そして安全装置が働いて消える。

こんな調子のことを繰り返す。

「もう芋を蒸すな!というか芋を買ってくるな!」
と言ったところで、ジジイはガン無視。同じことを繰り返す。
おれは頭にきたので、「危ないから蒸し器捨てる!」と言って捨てた。
後日、鍋の底に皿を置いて蒸し器のように使っていたところを目撃した。
ボケてるくせに、頭回るじゃねぇか・・・。

「とにかく危ないから火を使うな!芋が食いたいなら焼き芋買ってこい!」

うちの近所のスーパーは1年じゅう、焼き芋を売ってる。
小ぶりで1本100円。
おれもときどきジジババ用に買ってるが、ジジイが主に買っていた。
でも、今回のように生の芋も買う。

するとジジイは、「焼き芋やらどこに売りようとな?」と、おれに聞く。
「今までも自分で買ってきよったやんか!」とイライラしながら返答する。
あぁ、もう意味わからん。めんどくせぇ。

タイトルの写真は、今日ジジイが買ってきた芋です。
ちょこっとしか食えないくせに、どっさり買ってくる。
一袋でいいのに、必ず二袋買う。
ジジイが蒸し器がないのにまた蒸そうとしていたとので、姉が止めていました。
無意味・不毛なやりとりを繰り返す。

そして蒸した芋を汚く食い散らかして、じゅうたんにこびりつく。

芋だけではない

朝、おれが台所に行くとやかんにお湯が入ってることがよくある。
きゅうすにお茶を入れるのに、やかんいっぱいのお湯を沸かす。
湯を沸かすだけ沸かして使ってないこともある。
お茶の葉のバッグを1個で入れればいいのに2個入れるとか。
最近は3個入れるようになった。
こうなると、もうお茶に見えない。

他にも、しょっちゅう鍋を焦がす。
燃えやすい古家で火事にならないのは奇跡なのかもしれない。
ジジイに何度言っても効果がない。
くそじじぃ!はよ〇ねよ!っていつも思ってる。

ガスコンロをやめるか

IHにするには、電気工事が必要だ。一応、分電盤は2個分の余力がある。
台所まで200vのケーブルを引っ張ってこないといけない。
うーん、そこまでやるかな。
常用するとなると、契約アンペア数も上げないといけない気がする。
今は40Aなので、流石にIH調理中には足りないよなぁ。
調理器具も必要だから出費もでかいな。

良い歳の取り方

介護の具合ってのは、人それぞれです。
頭が弱くて、体が元気なのが一番たちが悪い。
それよりももっと悪いのは「老害気質」を持ってるかどうか。

おれはテニススクールに通ってる。
同じクラスに70代のジジババ夫婦が参加することがある。
この夫婦はとても気さくです。
レッスンが終わると「今日もありがとう」と言って帰っていく。
うちのジジイが70代の頃は自慢話ばかりだった。
良い歳の取り方ってもんがあるんだろうなあ。

今日はジジイへの愚痴を書いたが、実は母親も凄い。
「ぶっ殺すぞ!」といったような暴言を吐くのは母親のほう。
※昔は普通のおかんだった。どこでそんな品の悪い言動を覚えたのかよくわからん。

ジジババには何も期待できないので、せめて自分が老害にならないようにしたいと願う。


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