Sarah Moon12345(何必館 京都現代美術館)

サラ2 現実と幻想の境界を彷徨った。 現実に潜む幻影は、蜃気楼の様に揺らぎ、消えようとする。 その刹那の幻影を創り出す現実を捉えた写真群は、我々が内包している孤独、虚無、悲哀を映し出す鏡でもある様に思えた。 刻一刻と変わる曖昧な境界の或る瞬間の固定。 その境界に囲まれたあの空間を生涯忘れないだろう。
サラ1
サラ3