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ネタバレ注意 ドラマ「スターウォーズ アコライト」総評

今日でスターウォーズドラマ「アコライト」が全8

話配信されたということで、総評を述べようと思

います。この作品ではシス側のアコライトを描く

物語となっています、スターウォーズ史上初めて

ダークサイド視点で語られる作品とはなります

が、その要素はほとんどなく、全く知らない魔女

のサスペンスとなっていました、正直4話までずっ

と長ったらしい会話ばかり、そして登場人物たち

の行動の不可解さが目立つものとなりました、4話

でケルナッカに投降しようとしますが、その後ジ

ェキに見つかったメイは、何故か無駄に抵抗した

りと、何故ケルナッカへの投降にこだわるのかは

あとのエピソードを見ても明確に嫌悪を抱いてる

のは直接母を刺したソルだけだったので、その弟

子であるジェキを嫌悪しているという理由を後付

けるにしてもメイはジェイがソルの弟子であると

いうことを知っているはずがないですし、流石に

おかしいとしか考えられないんですよね。そもそ

も映画でやるような内容をドラマで引き伸ばして

る時点でそもそも方針として間違ってます、普通

のドラマなら一個の事件に関しては2、3話程度で

ある程度解決して次いってますよ。ソルに関して

も扱いが途中までは終盤になって成長してるのか

なと思いましたが、良いところで弟子に殺させて

しまいました、割と中心のキャラなのにかなり無

駄なことだと感じました、てっきりS2まで持って

いくものだと、理由付けはできてますが結局女性

中心という根幹は変わってないと感じました。

これらはかなり致命的なストーリーの欠陥だと思

います。予想通り終盤で出てきたダース・プレイ

ガスですが、作品としてはメインとなるべきもの

なのに、サブプロットみたいな扱いの仕方でし

た、傍からみれば惑星に隠れ住むクリーチャーみ

たいに見えますし、あとでカイミールたち襲って

もおかしくないでしょう、明らかにS2を意識し過

ぎてシーズンをまとめることに意識が向いてなさ

すぎです。ここまで批判してきましたが、唯一良

いものがあったと言えば、ライトセーバー戦でし

ょう、4話まで全く無かったのは正直かなり酷いで

すが、実際見てみるとかなり良いものではありま

した、プリクエルより優れたものとは言い難いで

すが、一つの体制としては上質だと感じます、こ

れまで作品ごとに様々な評価を受けてきたライト

セーバー戦の数々ですが、それらは多岐に渡りす

ぎて、正しくあれるものが定まっていませんでし

た、オリジナルでは、動きか良くないや、プリク

エルでは軽すぎるなどの批判を受けてきたもので

すが、今作で特筆すべきものは、速い動きからの

統率の取れた殺陣です、これらを実現できている

のは、カメラワークの良さや小道具を一新したの

も功績の一つですが、しっかりと訓練したのもそ

の一つでしょう、動きからも鍔迫り合いのための

一撃としっかりと殺意を込めた一撃を分けてお

り、セーバー戦の中にも格闘術を織り交ぜたり

と、そのタイミングがしっかり構成されており、

魅力的なセーバー戦となっていると感じました。

正直これ以外に明確に良い点は見つかりませんで

したが、今回で分かったのはスターウォーズのフ

ァンだからといって、その人に良質な作品を安易

に期待するのは損だったということです、それを

見てみれば、ファンでもないのに質の良い作品を

作ったトニー・ギルロイは化物です、来年のキャ

シアンシーズン2も楽しみですね。それではまた。

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