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※ネタバレ注意 「エイリアン ロムルス」 感想

観てきました!エイリアン最新作!エイリアンシリーズを観たのは半年ほど前で1の雰囲気が中々好きだったのですが最新作も気になってたほどでしたのでで無事見れてよかったです、今作以外にもドラマシリーズの「エイリアン アース」が予定されています。今作は初期の1との繋がりが強く、1の後ウェイランド・ユタニ社がボロッボロのノストロモ号から回収されたゼノモーフの死骸と思われる化石?から新たにゼノモーフの脅威が降り掛かってくるというものとなっています。
一見してみると植民地惑星からの脱出を急ぐため廃船設備を盗み出すというこれまた結構ありがちな展開ですが、先に進んでいくたびもはやそれどころではなくなるのがこのエイリアンシリーズです。ドント・ブリーズの監督がメガホンを取ったこの作品ですが思っていたより静寂要素が少なかったのでエイリアン版ドント・ブリーズとはあまり納得はできませんでしたね。
監督の趣向とはいえジャンプスケアをクドいほどに使うのはホラー映画でもあるエイリアンにはあまり良い演出だとは思えませんでしたね、「コヴェナント」の方が演出は上と見えます、どうせならもっと怖くして欲しかったものです。基本はエイリアン1と2のオマージュ的なものが光っていたりはしますが新規にも優しめな作りですね、1さえ観ていれば分からないことはあまり無いと思いますので見たことのない人も見てみてはどうでしょうか?
とはいえ一応エイリアンシリーズでもってウェイランド・ユタニ社の陰謀もがっつり関わっているのでプロメテウス系列の作品のネタも少しばかり入っていました、ロムルスラボに入ったときにルークが「プロメテウスの火」と称したブラックグーは言わずもがな1の前日譚である「プロメテウス」からの派生であるものだと思われる、そして終盤にケイがブラックグーの注射を打ったことで誕生した人とエイリアンのハイブリッドの「オフスプリング」の見た目が「プロメテウス」のエンジニアとかなり似ており、新たな進化を感じる見た目となっていた。
今までの閉鎖された空間のみでの活動とは違い、若者達が植民地からの再起を図るという構図なので、序盤は惑星からのスタートとなっており、よりシンプルになっています。施設内では意外とすぐにフェイスハガーの存在が露出し、すぐにパニックに陥るわけですが、フェイスハガーに捕まったナヴァロが一時的に行動不可となったため治療法を探そうとそばで下半身が千切れぶっ倒れていたアンドロイドのルークに話を聞き出そうとする、この場面自体1のオマージュ的なものがあるが、特筆すべきはアンドロイド「ルーク」の型番が1の「アッシュ」と同一であったことである、アッシュ役の人は既に亡くなっているためここでもハリウッド特有のディープフェイクなどの技術が光っている。
全体的に見るとフェイスハガーからの逃避や重力発生装置、エレベータを駆使したゼノモーフ達との戦いはかなりの見ものでした、終盤の構成は1とよく似ていて特にオフスプリングを小惑星帯に押し込むのも1のオマージュですね。
個人的には「プロメテウス」みたいな難解さが取りさらわれてシンプルになっていたのでかなり見やすかったですね。これからエイリアンシリーズに入るにも適正な作品だと思います。

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