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世界を変えたいなら一度武器を捨ててしまおう

久しぶりの本の投稿です。

今回ご紹介するのが、地政学、戦略学者の奥山真司氏の著書です。

物の考え方について、大変参考になる本だと思います。

第1章は、日本と欧米の戦略の捉え方の違いについて
第2章は、戦略を考える上で大事な3つのイメージについて
第3章は、戦略の階層について
第4章は、戦略の使い方について

書かれています。

かいつまむと、

第1章は、技術レベルの事ばかり磨いていても、ルールや環境を変えられると通用しないということ。もっと上の視点から目標をたてましょうという内容。

第2章は、環境レベル(サードイメージ)、組織レベル(セカンドイメージ)、個人レベル(ファーストイメージ)に分けて考えていて、まず個人レベルにフォーカスして、周りを変えるんじゃなくて、自分に責任をもって、自分を変えることから始めて、その結果、組織、環境レベルも変わるという考え方を持ちましょうという内容。

第3章は、戦略とは、戦争に勝つやり方で要は相手をコントロールする為のプラン。一発勝負に勝つ為のプランは戦術で、戦略の下位概念。

階層は上から順に、
宇宙観(死生観、哲学、宗教観、魂、アイデンティティーなど)
世界観(人生観、歴史感、地理感覚、心、ビジョンなど)
政策(生き方、政治方針、意志、ポリシーなど)
大戦略(人間関係、資源配分、身体など)
軍事戦略(仕事の種類、戦争の勝ち方など)
作戦(仕事の仕方、会戦の勝ち方など)
戦術(ツールやテクの使い方、戦闘の勝ち方など)
技術(ツールやテクの獲得、敵兵の殺し方など)

上から物事を考えられるようになっていきましょうという内容。

第4章は、順次戦略(目標を立てて、手順や順序を踏んで、それに対する結果をしっかり確認していく)と累積戦略(単発で良いので、コツコツと目に見えない地味な行動もしておく)の両方しっかりやりましょうという内容。

物事に対して、冷静に考え、柔軟に対応し、選択肢を多く持つ事が大切。と、書かれていました。

僕も何かをする時に、やり方にこだわってしまうところがありますが、そもそも、どうしたいのか?どうなりたいのか?という所を見失わないように気をつけたいですね。

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