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入塾までの流れ

BOX OUT の入塾に際しては、通常の塾とは異なる入塾手続きの形を取っています。
具体的には、以下の3点です。

- 入塾契約書を交わさない
- 入塾金をいただかない
- 入塾テストを行わない(ただし、保護者様との面談は必須)

本稿では、BOX OUT でこのような形を取っている理由を説明します。

   〇契約書について
 BOX OUT では、「教育」は子供たちの個々の人格に関わる行為であり、杓子定規なサービスを規定して、それを一律に提供する性質のものになるとは考えていません。ゆえに、「教育」は言語化して契約文書に規定できる商品ではないと考えています。
 「教育」をサービスとして言語化した上で契約してしまうと、逆に指導の柔軟性を失ってしまうことが想定されます。定められた授業時間やカリキュラムを提供するだけでは、なかなか成長を促すことができません。ときには、指導内容や指導時間を変える必要があります。それゆえに、契約書に明確なサービスの定義を設けることができないと考えています。
 そのような「教育」の性質から、その柔軟性を確保するために、私たちは双方の人間としての誠実な態度に対する信頼関係を以って、各ご家庭の子供に携わらせていただいております。無論、法律を遵守して教室運営を行うことは、契約書の有無に関わらず、すべての保護者様にお約束しております。

   〇入塾金について
 入塾金についても、柔軟性の確保のためにいただかないことにしています。入塾金は、転塾することへのハードルを高めるものとしての働きがあります。たとえサービスに満足していなかったとしても、支払い済みの高い入塾金の元を取るためにそこに居続けてしまう人間心理を逆手に取る仕組みです。
 私達は、個々の生徒の状況に対して最善の教育環境を可能な限り柔軟に与えられることが大切だと考えています。ゆえに、私達は個々の生徒の実力値や志望校等を鑑みて、BOX OUT よりもその子供の成功や成長に寄与できる環境があるのであれば、そちらに移っていくことは自然なことであり、寧ろ推奨すべきことだとさえ考えています。(勿論、どのような場合でも勧める訳ではなく、受験までのタイムスパン等の複合的な要素を考慮して反対する場合もあります。)

 〇入塾テストについて
 私達は入塾にあたって、学力の診断は致しません。勿論、指導の参考のために、過去の模試等の成績を差し支えない範囲で見せていただいてはおりますが、その成績如何によって入塾を拒否することなどは決してありません。
 その理由は、入塾後にその子の学力を伸ばすことと、それまでにその子がどれだけ勉強してきたのかは、ほとんど関係無いからです。勉強してきた子には勉強してきた子なりの課題があり、逆に勉強してこなかった子には勉強してこなかった子なりの課題があります。
 入塾テスト等行わずとも、入塾後の体験期間に指導すれば、その子供の実力はわかります。ゆえに、私達はわざわざテストで学力診断をすること自体にあまり意味を見出していないので実施しません。
 一方で、入塾に際して保護者様との直接の面談は、必須とさせていただいております。それはお子様・保護者様・学習塾の三者が認識を合わせ、チームとして取り組んでいくことが、中学受験では一番大切になると考えているためです。その認識合わせの場として、面談は実施することを必須としています。

 BOX OUT では、入塾を前提としていなくても、学習相談は随時無料で受け付けております。他塾にお通いの方でも、転塾を前提にしていただかなくてもかまいません。どのような内容でも私達のできる範囲で誠実に対応致しますので、お気軽にご相談ください。


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