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「人生をもっと面白くできる」新卒でメガバンクに入社した3人が人材ベンチャーのBOXに転職した理由

2020年に立ち上がった、株式会社BOX。IT業界のスタートアップ・ベンチャーの求人を中心に、人生に最大限寄り添う転職支援を得意とするBOXには、大手企業やメガベンチャーから転職してきたメンバーも所属しています。

今回は、株式会社三井住友銀行に所属していた白木俊輔、平野優、岡田直己の3人に鼎談形式でインタビューを実施。安定したイメージの強いメガバンクから転職を決意した理由、BOXへの転職を決めた理由、前職との違いを感じるポイントについて話を聞きました。

平野 優(ひらの ゆう):写真左
東京都出身。法政大学へ進学し、体育会ラクロス部にて日本一を目指す。大学卒業後、新卒で三井住友銀行に就職し、融資提案や事業承継案件など法人営業に従事する。その後、過去の原体験・銀行員生活を送る中で「心身共に健康的で生き生きと生活している人が一人でも多い世界をつくる」という夢を抱き、その夢が実現可能なBOXに転職。現在は採用支援事業部にて、単なる目先の転職支援ではなく、将来在りたい姿から逆算し中長期的なキャリア形成に伴走する。

白木 俊輔(しろき しゅんすけ):写真中央
大学時代は日本一を目指すために体育会ラクロス部に入部。中央大学卒業後、新卒で三井住友銀行に就職し、融資の提案やDX化など法人営業に従事する。その後、株式会社BOX(旧SEVENRICH GROUP採用支援事業部/SEVENRICH GROUP転職エージェント)にて、中途の転職支援を行う。また、転職エージェントの経験からHRイネーブルメント事業の立ち上げ業務にも携わる。エージェント目線だけでなく、人事目線で中長期的なキャリア形成に伴走する。

岡田 直己(おかだ なおき):写真右
埼玉県で生まれ、父親の転勤により滋賀県・京都府・兵庫県・埼玉県で幼少期を過ごす。大学までは埼玉県から登校し、立教大学を卒業。その後、新卒で三井住友銀行に入行。北海道と東京にて法人営業に従事し、中小企業〜スタートアップまで幅広い企業体に対して資金調達の支援を行う。現在はBOXに参画し、日々お会いする皆さまの「Will」に対して少しでも力になれるよう研鑽を積んでいる。


メガバンク出身の3人が語る、それぞれの「これまで」

——白木さん、平野さん、岡田さんは、3人とも三井住友銀行の出身だと聞きました。

平野:そうなんです。僕らは2019年卒の同期入社組で。3人とも配属先の店舗はバラバラだったのですが、初年次研修ではよく顔を合わせていました。

——みなさん、銀行ではどのような仕事をしていたのですか?

平野:3人とも法人営業だったよね。僕は新潟支店でベンチャー企業から上場企業まで約40社を担当。新規営業にも一部携わっていました。

岡田:僕の最初の配属は札幌支店で、2021年に銀座法人営業第二部という部署に異動して、広告代理店などを担当しながら、新規開拓営業にも取り組んでいました。

白木:僕は静岡支店に配属され、売上30〜300億円ほどの地場の中小企業やベンチャー企業、上場を目指す企業を担当していました。融資の支援や企業間のマッチング支援を中心に行っていましたね。

——そもそも、ファーストキャリアとして三井住友銀行を選んだ理由を教えてください。

白木:僕は幼馴染の兄が働いていたことをきっかけにSMBCの選考を受けたのですが、実際に入社を決めた理由は、受けた企業の中で一番最初に内定をいただけたからというのが正直な理由です。

就活では、特に業界を絞らず「30歳で年収1000万円」を軸に、金融や不動産などの業界トップ3に入る企業を受けていました。僕は学生時代の経験から「どんな環境であっても誰より努力できる」というのが自分の強みだと感じていて、当時はその強みを分かりやすく報酬につなげたいと思っていたんです。

岡田:僕の場合は、アナウンサーを目指していたので、銀行に入る気は全くありませんでした。就活はテレビ局のアナウンサー試験ばかりを受験して、そのうち一社は最終面接まで行けたものの、結果としてはどの局も不合格に。それでもアナウンサーへの憧れを断ち切ることができず、翌年も試験を受けるために、就職浪人をすることも考えていました。

でも、僕は大学4年間の部活動にかかる費用を親にすべて出してもらう代わりに、大手企業に就職することを約束していたんですね。親との約束を守らねばならないと、東証一部に上場しているような企業を中心にエントリーして、就活を再スタートさせました。

その中で最も早く内定をいただいたのが三井住友銀行。僕は銀行員家系であったこともあり、この会社で働く姿は具体的にイメージできました。また、就活を早く終えれば、早々に部活動に戻れるという嬉しさもあり、入社を決めたんです。

平野:入社理由を本音で語ると、みんないろいろなストーリーが出てきますね。それで言うと僕は大学時代に所属していたラクロス部の先輩に憧れて、ANAのパイロットを目指していました。今振り返ると、非常に安直な理由ですよね(笑) 

そんな就活だったので、受けた企業もANAとSMBCとあともう一社だけ。ANAは落ちてしまったので、就活時に自己分析のサポートや面談など、よくしてもらっていたSMBCに入社を決めました。

「20代で経験できる最大の成長機会を求めて」今後のキャリアが広がる可能性に魅力を感じ、BOXに転職

——メガバンクであれば安定してキャリアを築けていけたと思うのですが、みなさんはどうして転職を考えたのでしょうか。

白木:僕は兄の影響が大きいです。兄は企業に所属しながらも、個人事業など自分のやりたいことに挑戦して結果を出し、周囲からの信頼も厚いという最高の働き方を実現させていました。そんな兄の姿を見るにつけ、僕は銀行の「努力が報われるスピード」に自分の理想とのギャップを感じるようになってしまって。いつか兄のような働き方ができる自分になるためにも、20代は実力を高める期間にしようと、転職を決意しました。

岡田:実を言うと僕は、アナウンサーへの憧れを諦めきれていなかったので、入社する前から転職しようと決めていたんです。入社後3年間は、アナウンサー試験を受け続けていて。結局、年齢制限がかかる25歳までに合格することはできず、当時の夢は諦めることになったのですが、そんな調子だったので初年次から銀行で働く意味に迷っていたんですよね。

ただ、別の会社に就職した大学の先輩に相談したところ、「市場価値のこともあるから、3年間は絶対に今の職場で働いたほうがいい」と、現実的なアドバイスをもらいました。自分でもその話に納得したので、3年間はSMBCに勤め、その後具体的に転職活動をスタートさせたという形です。

平野:僕の場合は、転職を考え始めた明確なターニングポイントがありましたね。入社4年目の頃、法人営業で大型融資案件を獲得することができ、社内の方からも評価されたのですが、大きな成果を出せたにも関わらず、心の底から喜べない自分に気付いたんです。僕が本当にやりたいことは、こういう仕事だったのか。一度立ち止まって考えてみると、もっと「自分自身が成長しつつ、目の前のお客様に対して肌触り感を持って良い影響を与えられる仕事がしたい」と自分が思っていると気づいて。それで、銀行からの転職を具体的に考え始めました。

——さまざまな選択肢がある中で、なぜBOXへの転職を決めたのですか?

白木:BOXに入社したのは、この3人の中で僕が一番早いのですが、僕の場合は、高校の野球部の先輩だった澤田さんに誘われたことが大きなきっかけでした。転職を決意した後、僕と似たような理由で転職をされた澤田さんの記事をたまたま目にする機会があって、一度話を聞いてみようと連絡しました。

白木:そこで相談に乗ってもらったところ、「白木のやりたいことは、全部うちでできるよ」と、澤田さんがBOX代表の角田さんにつないでくれて。角田さんと話をするうちに、BOXなら成果をあげさえすれば、入社数ヶ月でマネジメントや事業開発のチャンスが得られると分かり、自分が求める成長スピードを実現できると感じたので入社を決めました。

岡田:僕は白木に声をかけてもらったことがきっかけでした。もともとは大手企業を中心に転職活動を進めていたのですが、銀行の仕事の中で一番やりがいを感じたのは中小・ベンチャー企業の支援だったことに気がつき、途中から転職活動の軸をベンチャー企業へと大きく舵を切ったんです。そのタイミングで偶然、BOXに転職した白木と再会。彼と自分の想いも含めて、転職についてさまざまな話をする中で、BOXへの転職を打診してもらいました。

岡田:ただ、正直に言うと当時は、そこまで本気でBOXへの入社を考えていたわけではありませんでした。でも、BOXについての話を聞くうちに、手を挙げればいろいろなことにチャレンジできる非常におもしろい会社だなと感じるようになって。僕が人生の中で大切にしている「楽しい/面白いと思える道に進む」という軸にも合う気がしましたし、何より白木が活き活きと働く姿を見て、この会社なら今後の人生とキャリアを絶対面白くできるなと確信しました。BOXで活躍している同世代の白木の姿があったからこそ、BOXへの入社を決意できたんだと思います。

平野:実は僕も、BOXとの出会いは岡田や白木がきっかけでした。転職を考え始めた当初、僕はパーソナルトレーナーになろうと考えていて。まずは技術を学ぼうと海外にワーキング・ホリデー(ワーホリ)をしに行こうと思っていたんですね。それで、退職届の書き方や上司への伝え方を教えてもらおうと、すでに転職していた岡田に連絡をしたところ、彼から「ワーホリに行くことが目的になってない?」と、転職理由や軸の解像度が甘いことを指摘されて。そこでBOXの白木や澤田さんに繋いでもらい、自己理解を深める壁打ちを何度もしてもらいました。

白木:あのとき、平野にワーホリに行って実現したいことを聞いても、あまり深い理由が出てこなかったんですよね。本来、目標を達成するための手段であるべきワーホリが、目的化してしまっているなと感じました。そこで、僕は彼に「実際にワーホリに行った人たちが何を学んできたのか、何人かに聞いてみるのはどう?」と提案したんです。

平野:そのアドバイスを受けて、5~6人の経験者に話を聞いてみた結果、ハッと目が覚めてワーホリに行く決断を撤回しました。というのも、ワーホリに行った自分よりも、白木や岡田がいるBOXで働く自分の方が理想とする人生を歩んでいるなと感じたからです。僕も将来を現実的に見据えて、人生と真剣に向き合って、日々成長している白木や岡田のようになりたいと思いました。人生における成長の幅が圧倒的に広がる確信を持てたこと、自分の関心領域である「心と体の健康」も含めて、BOXでなら様々なことに挑戦できると無限の可能性を感じたことから、最終的にBOXへの転職を決意しました。

決断を「正解」にするのは自分自身

——安定したイメージの強いメガバンクからの転職でしたが、みなさんは周囲からの反対はなかったのでしょうか。

岡田:僕は、両親から大きな反対を受けました。家族会議を何回開いたか分かりません。

——岡田さんは「親ブロック」と呼べるような状況があったのですね……。

岡田:そうなんです。父は銀行で企業再生の仕事に長く携わってきたため、いろいろなことを見聞きする中で、ベンチャー企業への転職は危ないと考えていたみたいです。帝国データバンクの評価はどうなっているのか、第三者情報や決算情報はどうなっているのかと、家族会議でめちゃくちゃ詰められました。でも、父が心配してくれているのは分かりましたが、僕も自分の意思でする人生初の大きな決断でしたから、覚悟を持って転職に臨んでいました。いくら反対されても譲ることはできなくて、両親とは大喧嘩になりましたね。結局、僕の決意があまりにも固いことで、親も諦めてくれました。

白木:岡田の覚悟に、親御さんも納得してくれた感じ?

岡田:いや、納得はしていないかな。「そこまで言うなら、もう何を言っても聞かないだろうから」と、向こうが一歩引いてくれた感じでした。

白木:僕も似たような経験をしたので、気持ちはよく分かる。でも、覚悟を持ってした決断だからこそ、たとえ親であっても周囲の意見は関係なく、自分の思う道を進めばいいと思います。その決断を正解にするのは自分次第だから。

——平野さんは、ご両親の反対などはなく?

平野:僕は反対というよりも、心配されました。BOXへの転職を伝えたとき、父からは「ネームバリューのある会社に入れたのに、本当に退職して良いのか? もう少し経験を積んだほうが良いんじゃないか」と言われて。それに対して、僕はSMBCではやりたい仕事ができるのがいつになるか分からないこと、BOXであれば、自分のやりたいことが20代のうちに経験できることを伝えて、両親からも理解してもらうことができました。

密度の濃い日々のなかで、人生のピークを更新し続ける

——実際に入社してみて、いかがですか?

平野:1日が1週間に感じるくらい、密度の濃い日々を過ごしています。入社後すぐにフロントに立つようなスピード感で仕事をしていますし、クライアント企業や転職希望者の方に対してより高い価値を発揮するためにも、1日でも早く成長しなければと良い危機感を持てているので、前職と比べても成長スピードが圧倒的に早いと思います。

仕事に対して部活動のような感覚を覚えることが多いです。自分がやりたくてやっていることなので、目の前の仕事も前向きに取り組めていますし、業務外での勉強も自主練をするイメージで全く苦ではないんですね。また、周囲には自分と同じかそれ以上の熱量をもった仲間がいます。自分が仕事をする目的や意義に盲目的だった前職では感じることのできなかった感覚なので、すごく充実しています。

岡田:僕はシンプルに、前職よりもひとつひとつの数字に重みを感じています。前職は大規模な組織でしたし、僕ひとりが担う責任もそこまで大きくはなかったのですが、2023年現在BOXは全員で50名ほどの組織。人手も、売上も、使う時間も、お金も、すべてが無駄にできなくて、そのぶん責任感も達成感も前職とは大きく違っていて、日々ヒリヒリしていますね。

白木:岡田はアナウンサーへの未練はないって言ってたじゃない? 次の夢みたいなものは、うちの会社で見つかったの?

岡田:この会社の目指すビジョンが、僕の次の夢かな。アナウンサーへの未練はないけれど、夢を目指す道での後悔はあって。もっと自分で夢を掴みに行くような行動を起こせばよかったなと、この会社に入ってから切に思うんですよね。だから、僕はこの経験を活かして、転職希望者の方がより良い人生を歩めるようサポートさせていただきたいですし、BOXのメンバー同士で切磋琢磨しながら、クライアントが目指す未来にたどり着けるようお手伝いをしていきたいですね。

平野:逆に白木はBOX入社歴が僕らよりも長いけれど、BOXと前職の違いってどんな部分に感じる?

白木:平野も言っていたように、僕もこの会社に入ってから、経験の密度の濃さを実感していますね。10年分の経験が1年に凝縮されているような感覚があって。僕は今、自分のチームをもってマネジメントを行っているのですが、20代でマネジメント職に就くなんて、大手企業では事例はそう多くないはず。もちろん、そこには責任が伴いますし失敗することも多々ありますが、そういったものも含めて、一般的に30代後半~40代にならないとできない経験を若いうちから積ませてもらえるのは、本当に得難い環境だなと。毎日、「人生のピーク」を更新し続けていると感じています。

——最後に、転職を検討されている読者へメッセージをお願いします。

平野:僕らは転職エージェントをやっていますが、転職が必ずしも正解ではないと考えています。自分のやりたいことを改めて見つめ直してみたとき、もしかしたら、現職に残るという選択がベストな答えになるかもしれません。どのような選択をするにせよ、自分の中で仕事の目的を明確にして、そこに対して覚悟を持つことができれば、その後の人生を納得して幸せに歩めると思います。BOXは仕事に悩むみなさんの未来を一緒に考えるお手伝いができますので、まずはぜひお気軽に声をかけていただけたら幸いです。

岡田:平野の言う通り、今の環境や自分の将来に対してモヤモヤする想いがあるのなら、転職支援は抜きにして、まずはみなさんのお話を伺いたいなと思います。あるいは、自分の人生をもっと自分の手でコントロールしていきたい、自分で決めていきたいと感じている方もいらっしゃるかもしれません。そういった方のご相談も大歓迎です。「こうしたいんだけど、どう思う?」とご連絡いただけたら、僕らも全力でみなさんの人生と向き合って、最適解を考えていきたいと思います。

白木:BOXでも、一緒に働く仲間を引き続き募集しています。僕の先ほどの話につながるのですが、もし自分の人生のピークを更新し続けていきたいと感じる方がいれば、ぜひBOXの門を叩いていただきたいです。みなさんとお話しできる日を、楽しみにしています!

BOXで一緒に働くメンバーを募集しています

大手企業やメガベンチャーから転職してきたメンバーも多いBOX。「自分の可能性を確かめたい」「本気で仕事に取り組みたい」と入社してきたメンバーは、入社後いろんな困難にぶつかりながらも日々成長し、結果を出しています。

BOXは、そのような多様なバックグラウンドを持つメンバーが、転職希望者の方の将来に関わる責任をもって、全力で支援します。転職を検討している求職者の方は、ぜひご連絡ください。

またBOXで一緒に働くメンバーも募集しています。成長を求める方、ビジネスに興味がある方、自分で事業を作りたい方、そのような方にとって、BOXは最高の環境だと考えています。少しでも興味がある方はぜひ一度お問い合わせください。


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