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パブリック・リレーションズの探究と実践の記録
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転職して2年間、PRと向き合い続けて気づいた大切なこと

キンモクセイの香りで、いつの間にか夏が過ぎ去っていたことに気づく。10月に入り、新天地に向かったり新しい挑戦を始める人たちの投稿であふれるSNSをぼんやりと眺めながら、気づけばぼく自身も転職をしてからの日々を振り返っていた。 もうすぐまたひとつ歳をとる。 33歳で転職してから決して平坦な道ではなかったこの2年間で感じたことを整理して次のステージに向かいたい、という思いから、久しぶりにnoteをひらいたのである。 ぼくの好きな常套句を久しぶりに使うなら、もしあなたの人生の

どんな人にも主役になる日がある

”華やかな音楽とともにスポットライトがあたる。拍手に包まれて、表彰者がステージに登壇していく。誇らしげな表情や少し恥ずかしい表情など、それぞれの想いを浮かべながらも、関わるみんなが笑顔になる。” 「表彰式」と言われて私が思い出すのは、そんな瞬間です。 前職時代、半年に一度の表彰の場づくりに関わっていましたが、そんな風に笑顔が連鎖していく瞬間がたまらなく好きでした。 「自分もいつかあの場に立ちたい」と、表彰されなかった社員もまた頑張る理由になるような場をどう演出するか。そ

社内に溢れる「素敵」をカタチに

コンテンツを作ったり、情報発信したりする役割を担っている人たちが、もっと評価されていいのではないか、と僕は思うのです。 本来メディアという機能がプロとして担っていたものを、企業がインハウスで実現できる仕組みが生まれ、未経験の若手が手探りでやらされてはうまくいかないと嘆いているというのはよくある話です。 求められている仕事は本来とてもレベルが高く、そしてとても重要な仕事です。 いわば担当者はネタを仕入れる「ジャーナリスト」であり、切り口を決めて構成する「編集者」でもあり、

”人間らしい”仕事を

メールやチャットが当たり前になってきた昨今、直筆の「手紙」を書く機会はめっきり減ってしまいました。 社内も社外もテキストコミュニケーションが中心となっている今、表情や匂いを感じる文章を送れるひと、言葉で心を動かせるひとはこれからの時代とても強いんだろうなと感じています。 たとえば、仕事で一緒になった相手から、お礼のメールやチャットをいただく際にも、いわゆる定型分のような内容に加えて、自分のコトバで相手との共通点や共感ポイントを添えて送ってくれるひとは、やっぱり心に残ります

歴史が教えてくれるもの

先日、小学生の息子が塾で日本史の勉強をしたというので内容を聞いてみると、縄文時代から現代まで2時間くらいで教えてもらったという。 2,000年以上の歴史がそんなダイジェストでわかるわけないだろう、と思ったが、それをきっかけに興味を持ったようなので本屋で見つけた「流れが見えてくる日本史図鑑」という本を買ってあげたら嬉しそうに読み始めた。なるほど、全体の流れを把握した上で、ポイントを深掘りしていったほうがもしかすると効率が良いのかもしれない。 ”中興の祖”という言葉があるが、

心を動かすストーリーを

「私なんて話せることありませんよ。」そう言ってインタビューのときに謙遜したりする方がたまにいらっしゃいます。たしかにこれまでメディアの取材に応じたり、インタビュー記事になるのは大きな成果を出したり世の中から注目されている人だけという印象がまだあるのかもしれません。 しかし、企業におけるタレントとは決してそういう人材のことだけを指すのではなく、その企業と関係性のあるすべての「働く人」のことを指します。むしろこれまで日の当たってこなかったタレントの仕事の裏にこそさまざまな物語が

関係性を編むしごと

組織の役割を定義する上でたとえば、営業はお客様、人事は社員や採用候補者、などそれぞれ役割にとって向き合うステークホルダーがいると思います。では広報担当が向き合うステークホルダーはどこになるでしょうか。 たとえば、メディアリレーションズにおいて媒体社やマスコミの記者もそのひとつですし、企業価値を高めるコーポレートコミュニケーションにおいて株主・投資家との関係構築も重要です。もちろん、インターナルコミュニケーションにおいては社員もたいせつなステークホルダーですよね。 ただし、

自社と顧客の成功を結ぶ、カスタマーサクセスという架け橋 -BRIDGE2020レポート

ぼくは今淹れたてのコーヒーを飲みながら、秋の夜長にかじかむ手をあたためている。 先日、大盛況で終えた日本最大級のカスタマーサクセスカンファレンス「BRIDGE2020」を主催するCSカレッジ様より頂いたドリップコーヒーをオリジナルコースターに乗せながら。 BRIDGE2020とは・・・近年、国内外で大きな盛り上がりを見せる"カスタマーサクセス"。そうしたカスタマーサクセスの「知識を深め、組織に広げる」場として、11/9-11/10の2DAYSで開催され、述べ1,100人以

はじめてスタートアップに転職した僕が3ヶ月のムネアツな修行の日々を振り返ってみた

2018年9月中旬、ぼくは10年以上働いたアドウェイズという会社を辞めて、PR Tableという小さなスタートアップ企業にジョインした。 1,000人規模のメガベンチャーからたった20人のスタートアップへ。 環境が大きく変わることはもちろん想定していたが、怒涛のように過ぎ去る日々の中で振り返る余裕などなく、気づけば2018年も残すところあとわずかというところまで迫っているではないか。 そこでふと思い立ち、ここらで3ヶ月のムネアツな日々を一度振り返り、来年に向けてまた助走