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振られた男㉑ 50日目:突如の連絡

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50日目 突如の連絡

朝起きるとメッセージが入っていた。
別れてから連絡をしていなかったので2〜3週間ぶりだろうか。

出社まで時間がなかったのでとりあえずスマホをもって電車に乗る。
メッセージの内容は宅配サービスがそっちに届いていないかという内容だった。

僕は普段、郵便受けを全く見ない。
変なチラシが来るのでとるのがめんどくさいのだ。

宅配サービスもほとんど使わないので、月に1〜2回しか見ない。
家に帰ったら見るねと返信し、スマホを閉じた。

仕事が終わり家に帰るころには、21:00を回っていた。
郵便受けを開けようとすると嫌な予感がする。
深呼吸をして一気に開けるがだめだった。
1ヶ月分のチラシが地面に落ちた。
相当な量が貯まっていた。
その中の1つに彼女のものであろう封筒が入っていた。

チラシを両手でつかむが、まだ通路に落ちている。
チラシをそのままに足でドアを開けて部屋に入る。
先に写真を撮ってそのまま返信をする。

メッセージを送るとすぐに既読になる。
これこれと返信が来る。

すぐに欲しいとのことだったので、次の日に都内で渡すことになった。
了解と返信し、そのまま残りのチラシの型付けに戻った。

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