黒田さんは人の気持ちが分からない

日銀の黒田さんが「値上げ許容度も高まってきている」と発言してビックリです。許容しているとしても好意的に受け入れているのか、諦めて受け入れているのかでは、人の気持はぜんぜん違うと思うのですが。

黒田さんの発言とかやっていることはこんな風に感じることが多いです。まぁ、立場上自分の思ったことを素直に言えなかったりできなかったりするとは思いますが。

例えば金融緩和をすれば企業にお金が回って、設備投資とか事業拡大とか賃金上昇とか、経済が活発化するハズだったのですがそうはならなかったですね。企業は貯金しちゃう。なぜなら将来が不透明で、会社がこの先どうなるか分からなくて不安だから。でも、これって人の気持ちとして当然だと思います。経済といってもそれを構成しているのは人なんですが、黒田さんは機械みたいに理屈どおりに動くものだと思ってるんですかね。

コロナの給付金を国民に配る。みんなにお金を使って欲しかったわけですが、やっぱり多くの人は使わないで貯金しちゃう。だってこの先が心配だから。なので政治家は国民にお金を配っても効果がないと言ってそれ以降は給付金を配らない。国民が配られたお金を使わないことには敏感に反応するのに、企業が配られたお金を使わないことにはなんでこんなに鈍感なんだろう。やっぱりそこは機械みたいに動く人の気持ちとは別のなにかが働いているものだと思っているんでしょうか。

国の上にいる偉いと言われる人達がそう思っているとしたら、なんか寂しいですね。

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