トヨタの戦略を兵法として見る

日本を代表する企業トヨタ。
古き良き日本企業の象徴であり、日本を支える最後の砦ですね。

トヨタの章男社長って、関連する記事とかを読むと大変賢い人だと思います。またそういう人を輩出し続けるトヨタの家系ってホントすごいなぁと感心します。

そんなトヨタがEVを含めた未来の車にどう対応していくかと、全方位戦略でいくそうです。

えっ。

歴史や架空戦記ものだと、数で勝る軍隊が全方位戦略を取った結果、数で劣る敵に各個撃破されて負けてしまうという話は枚挙にいとまがないですよね。
大抵そういう話だと、指揮官が愚鈍で無能な人だという設定になっていると思います。
ですが、あの章男社長が無能な人だとは到底思えないし、そもそも全方位戦略の危険性は百も承知だと思うのです。
それでも、なおこの戦略を取るということはどういうことでしょうか。
思うに、数で勝る大軍隊というのは、どうしても全方位戦略を取らざるを得ない誘惑や組織の力学が発生してしまうのではないかと考えます。決して指揮官の能力が原因ではなく、組織というものがそういう方向に向かせてしまう。

そういえば、自分が社長なのになかなか思うようにやらせてもらえない、みたいな章男社長の発言を読んだことがあります。
なかなか苦しい立場なんだろうなぁ。

果たして、トヨタが今後どうやって戦っていくか。
そして勝てるのか。
結構、注目して見てます。

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