AdministatorかOperatorか

最近、自分の業務を別の人に移す作業を行っていて、なんかおかしいなぁと思うことがあったので、この違和感について考えてみました。

違和感というのは、別の人に自分の業務を移した際に、やたらといろいろなことを質問される点にありました。自分の業務は多岐に渡っているのですが、ここではクラウドサービスに関連する項目に絞って考えます。

会社でクラウドサービスを導入する際は、そのサービスを調べて契約して運用するということになります。当然、自分もそのサービスを触るのは初めてです。それでも、やり方をいろいろ調べて対応するわけです。

この業務を別の人に移すと、その人が良く分からない点についてやたらと質問されるわけです。でも、こっちもそのサービスの専門家ではないですし、経験豊富なわけでもないです。しかもクラウドサービスはどんどんアップデートされて操作方法も変わっていきます。

自分の場合は、分からない場面に遭遇すると四苦八苦して調べる以外方法がないです。たまにサービスの運営元に質問を送ることもありますが、それで解決する例はまれです。

自分はそうやらざるを得ないのでそうしていたわけですが、業務を移された人はそうは思っていないようです。この違いってなんだろう。そう考えると、自分は業務の管理者(Administator)だと思って作業したのですが、移された人は操作者(Operator)だと思ってるということに気づきました。

彼らは言われたとおりに作業をすればいいんだと思っているんですね。だから分からないことは全部聞けば良いと。自分でどうにかするという発想がないんですね。そのサービスに関してすべての責任を負う管理者だとは思っていないんだな。これは作業を移す際にその点について心構えをちゃんと説明していなかった自分にも責任があります。自分は任されたら管理者として作業するもんだと思っていたので、作業を移された人もそう思うもんだと思い込んでました。今後はここを改善しなきゃと反省してます。

これは自分のケースですが、おそらく、こういう認識の違いって多くの会社で起こっているんじゃないかと思うのです。教えてもらってないからできませんってそう言える人は一定数いる気がします。なので、作業を任せる場合は、管理者なのか操作者なのか、その点をきちんと相手に伝える必要がありますね。

個人的には操作者に徹する人の作業って、そんなのバイトで十分だと思います。社会人なら自分の裁量で問題を解決することを暗黙のうちに求められていると思うのですが。

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