「家和万事成」~家族の平和~
「いえわしてばんじなり」
家族が和やかにいっていたらすべての事がうまくいく。
という言葉です。
「家族が平和であれば、全てがうまくいく」
「家族がうまくいっていれば、全てよし」
細かい訳は色々あるのでしょうが、大きな違いはないのだろうと思います。
多くの時間を過ごす家族という場所が平和であれば、その精神的安定が友人関係や仕事にも影響を及ぼすということですよね。
禅の言葉だということですが、浄土真宗の私にとって、こういう分かりやすい言葉にはとても憧れます。
分かりやすくても簡単に出来るわけではないですが。
お念仏の教え
浄土真宗大谷派でいただくお念仏の教えでは、私たちの生活の中でこうしたら、こうなるという教えはありません。言い切ってはいけないのかもしれませんが、ご縁によって、どのような行いをするのか分からない。どのような結果になるかは分からないからです。
私の不勉強、不信心ではあります。
教えとしては、お念仏を申せば、浄土に往生する。
浄土真宗の教えでも、こう言い切っています。
しかし、言い切れるところは全部、仏様のお仕事です。
私に出来ることは、仏さまが私たちを
思ってくれていることを信じるだけです。
信じたからといって物事が良い方向に進んでいくとは限りません。
良い方向に進んでも
良くない方向に進んでも
目の前に起こる出来事を
仏様の思いとして受け取っていく
こう思えたら、
良いときは驕らず
良くないときも踏ん張れる
と思っています。
「万事なり」
とはいきませんが、大切な教えです。
時間を使う
Youtubeでこんな表を見ました。
Youtube講演家の鴨頭嘉人さんという方が
限りある命の時間を何に使うかというお話をされていたときに出されていたものです。この順番に時間を使っていくことによってうまくまわっていくというお話でした。繋がっているということです。
私もそうですが、多くの男性の方々は右の方に時間を使うと思います。
使わざるを得ないということも多いのですが。
でも、自分が大切にすると思っていることにちゃんと時間を使っているのだろうか。
大切にすると言っていながら、そのことに思いをかける時間をとっていないんじゃないか、と考えさせられました。
1番初めに自分という項目があるのが難題ですが。
基本的に時間を使うとは、耳を傾けることだと今思っているので、自分に耳を傾けるとなると幅広くて何をすればいいのやら。
皆さんそれぞれの方法があると思いますが、方法があってもそのことに時間を使うきっかけが必要だと思います。思い出すきっかけです。
誰にとっても自分と家族は一心同体です。
家族の誰かが良くない状態であるときに、自分の状態は良いとは言えないと思います。
考えてみればそれは友人もそうですし、仕事もそうです。
バランスといってもいいかもしれません。
夫婦や子どものほうが、そのバランスの比重が大きいということなのでしょう。
うまくいかないときこそ、身近なところから
うまくいかないときと言われても
今その光景が思い浮かばないかもしれませんが、
そのうまくいかないことを直接解決しようとするのと同時に
「家和万事成」や「時間を何に使っている」という
言葉や考えを思い出すことがに大切なんだと思います。
うまくいかなくても、身近に「大丈夫」と言ってくれる家族がいたら心丈夫いですし、
仕事で悩んでいたら、
友人や同僚に相談してみる。家族に話す。
解決せずとも、応援してくれるのではないでしょうか。
応援は力になります。
全然うまくまとまりませんが、
この「家和万事成」の言葉と、せっかく作った命の時間の紙を、着替えの部屋にセロテープで留めておこうと思います。
失礼しました。
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