自宅で介護・便利グッズ①ワイヤレスチャイム

当方、30代女性、介護初心者です。認知症というほどではない祖母の身体介護を行っており、その際に目的に応じて使い勝手が良いもの・便利なものを探して利用しています。

この度、89歳の祖母が転倒により恥骨骨折、自宅療養となりました。このコロナ禍では入院できずに突如として介護生活に突入!自宅療養とは、すなわち「自宅において家族で入院生活を実現する」ということです。慣れないことばかりで、正直言ってしんどい。でも、今後の生活を考えて、介護者(家族)が楽をするために工夫する余地があります。

ワイヤレスチャイム

今回のオススメ便利グッズは、家電量販店でも販売されている「ワイヤレスチャイム」!ウチで使用しているのはオーム電機のmonbanシリーズです。現在、受信機1台と送信機(押ボタン式)2台が稼働中です。

以下はオーム電機のHP:https://www.ohm-electric.co.jp/

「ワイヤレスチャイム」で検索した製品一覧、一部転載です。

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我が家ではナースコールならぬ、マゴコールをするための「ピンポーン♬」…配線工事などが不要な「ワイヤレスチャイム」に助けられています。このmonbanは受信機1台につき最大4つの送信機を登録できる上、送信機ごとに音(曲)も変えられます。音量も4段階で選べるので、家庭用として必要十分な能力で使いやすいです。

もともと祖母はガラケーの携帯電話を1台使っているので、自宅療養開始当初は、ガラケーから私のiPhoneに電話してもらっていました。ただ、自粛生活&介護生活において携帯電話越しに話すことなど「ゴメン、トイレ連れてって」という一方通行な連絡くらい。そんなことに、余分な動作や料金が発生するがイヤで、以前から考えていたワイヤレスチャイムを導入しました。

設置場所や使い方

押ボタン送信機の設置場所は「寝室」と「トイレ」。受信機は、私の作業スペースがあるリビングに置いています。

医師から「ベッドで絶対安静」の指示を受けた祖母は、1日の8割以上を寝室で過ごします。そして、彼女からの連絡は、8割トイレに関すること、残り2割がベッドの上で不便なことに関する用事です。そして、家族としては、スローペースな高齢者の用足しをトイレの扉横で出待ちしているのも気不味いです。加えて、水没の危険が高く不衛生なトイレに携帯端末を持ち込みはNGだと思っていまして。

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とりあえず、1番にチャイムを設置したい場所は、寝室とトイレ。稼働して2週間以上経過しましたが、今のところ、これ以上設置場所を増やす必要性は感じません。将来的に、祖母の行動範囲が広がったら、設置場所も変更するかもしれません。

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使い方はシンプル。写真のように、押ボタン送信機をポチッと押せば、受信機側で赤いランプが点滅し、登録した音がなります。規定時間で自然と音が停止します。電池式なので、電源も必要なく持ち運びも便利。壁にもかけることができますが、私は自立させて使っています。

ちなみに、文字はテ○ラでシールを作って適当に貼り付けただけです(笑)

認知症の高齢者には不向き

押ボタン式送信機は、認知症の方の利用に関して不向きだと思います。以前、病院で拝見した重度の認知症の方は、黙って徘徊、気持ちが波立ったら用事なくナースコールといった感じでした。程度によると思いますが、比較的安価な押ボタン式送信機のワイヤレスチャイムは効率よく利用できないと思いました。病棟や施設では、認知症の方には専用の人感センサーや開閉センサーの機器を利用されています。今どき、家庭用としても見守りタイプの記録できるモニターや、人感センサーで動きがあったら連絡がきて遠隔で確認できるもの、双方向で会話できるものなど、認知症の患者さんの程度や行動に適したいろいろな製品があります。そちらは、個人差や製品差が大きいので、担当のケアマネジャーやヘルパーなど専門スタッフさんと相談の上、商品購入を検討する必要があると思います。

ワイヤレスチャイムは身体介護に特化したオススメ便利グッズです。


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