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移り気なワタシだけど、あなただけは別格よ

お菓子に関しては、まったく節操がない。

食事、酒、男に関しては、れっきとした好みがある。1度試してみて口に合わなかったら、そのあとは2度と口にしない。

しかし、お菓子となったら話は別だ。

子供のころからお菓子への忠誠心はこれっぽっちもない。

目新しいモノに飛びつく。
好みがコロコロ変わる。
ジャンルを問わず食す。
見た目がイケてなくても、とりあえず試す。

お菓子のストライクゾーンなんてないに等しい。

来るもの拒まず、去るものまで追う、といえるくらいに節操がない。

両腕をこれでもかと目一杯広げて、なんでもかんでも受け入れる。

駄菓子屋さんでは100円玉を握りしめ、子供と同じくらい真剣に悩む。

“スイーツ”と呼ばれるキラキラ高級菓子に、真っ先に手がのびる。

パフェやクレープなど、ハッピーなオーラをまとうお菓子にも目がない。

かと思えば、大人になってようやく分かった、見ためも甘さも控えめな奥ゆかしい和菓子に口元がゆるむ。

明らかに体に悪そうなスナック菓子、外国の激甘スイーツ、思わず2度見してしまう真っ青な色をしたお菓子。どんな風変わりなお菓子でも、なんでもいただきます、だ。

会社のデスクの2番目のひきだしは、ワタシ専用のお菓子ボックスと化している。

気分転換用のキャンディー、ガム、グミが数種類。

“脳が疲れたときの栄養補給”という、もっともらしい理由で鎮座するチョコレート、ラムネ、クッキーたち。

2番目のひきだしをながめるだけで、シアワセ感につつまれる。

こんなふうに、お菓子のこととなると見境がないのだ。

しかしこんな移り気なワタシにも、『ワタシが決めるお菓子ランキング』で堂々と1位の座をキープし続けているお菓子がある。まるで別格、王者の扱いである。

コレって、お菓子のカテゴリーに入る?と少々心配になり、パッケージを確認してみた。うん、しっかり“米菓”と書いてある。れっきとしたお菓子の仲間だ。

ほぼ中毒レベルでワタシが毎日食べているお菓子。

堂々と1位の座に君臨し続けている王者。

それが、【亀田の柿の種わさび】だ。

6袋詰の黄緑色の袋。右下には生のわさびをすりおろした写真が印刷されている。

定番のオレンジ色の【プレーン】でもなく、ピンク色の【梅しそ】でもない。

この【亀田の柿の種わさび】をほぼ毎日食べている。ここ10年くらいは。

ときには、期間限定の【ぶどう山椒】や【柚子胡椒】に浮気してしまうこともあるけれど。もともと節操がないので、そこは許してほしい。

カリカリしたおかき。鼻に“ツーン”と抜けるわさびの辛み。口の中で出会うピーナッツ。こんなにも中毒性の高いお菓子が他にあるだろうか。

わさびの“ツーン”は辛すぎない。辛みトーンがゆるめのおかきも入っているので、絶妙な辛さなのだ。

ポリポリとした音はリズミカルで楽しい。
ポイポイと片手で簡単に口に入れられる。
小腹がすいたときにピッタリのサイズ感。
お酒を飲むときのアテにもうってつけだ。

この【亀田の柿の種わさび】を常にストックしている。冷蔵庫にある常備菜のように。

おかきとピーナッツのよりよい比率を明らかにするため、色々な食べ方を試してみたことがある(←こういう遊びも楽しい)。

その結果、柿の種1袋のわさびおかきとピーナッツの重量の黄金比率は

“わさびおかき8:ピーナッツ2”

という結論に至った(←きわめて個人的な好み)。

亀田製菓さんの柿の種のおかきとピーナッツの配合比率は、重量比で“おかき6:ピーナッツ4”だ。ずいぶんと長い間、この比率が鉄壁のように守られている。

しかし、まさに今、その鉄壁を崩そうではないかというムーブメントが再び起きている。

亀田製菓さんのホームページで“当たり前を疑え!国民投票”と銘打って、消費者が好むおかきとピーナッツの黄金比率を投票できるのだ。

https://www.e-kakinotane.com/campaign/2019sp/

ワタシの清き1票を投票する前に、もう1度検証してみよう。ワタシの偏愛にもとづく黄金比率“わさびおかき8:ピーナッツ2”を。気候や温度の条件によって、前回とは違う結果が導き出されるかもしれない。

柿の種のよりよい未来のために黄金比率を検証する、という堂々たるミッション。

このミッションを滞りなく遂行するため、1日1袋といわず、2袋3袋を食し、検証にいそしむことをここに宣言します。

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こちら↓ ↓ ↓ ルミさんのnoteにのっかって書きました。

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