見出し画像

予防接種

 先日広島の実家へ帰った。87歳になる母親の3回目のコロナの予防接種の付き添いのためだ。
 新幹線のこだまで行くと、時間は1時間半かかるものの、料金が安く、独りでいくなら車よりもオトク感がある。なんてったってガソリン代が高騰しているおりだから。その代わり前もって予約をしておかなければならない。
 歩いて小倉駅まで行って、8両編成こだまに乗る。なんと両側とも2シートなのだ。普通は2x3だろうけど、こんな新幹線初めてみた。広島までなので、1時間半は苦にならない。東京まで新幹線で行く人なので、これから先はこれにしようと決めた。
 広島に着いた次の日が注射の日である。あいかわらず寒い家である。狭い密封されたマンションに住みなれていると、たまらなく寒い。
 翌日、タクシーで指定した病院に行く。そこで順番を待ち、注射を打つ。順番はあっという間に来て終わり、タクシーでまた帰る。
 2回ファイザーを打った後、3回目はモデルナなので、巷間では副反応がひどいと、心配して来たのだが、結論をいうと大したことはなかった。注射の跡が痛い、フラフラする、少し気分が悪い等症状はあったが、熱もなく寝ていればなんてことはなかった。
 妹が翌日にきた。東京にいるその妹の息子が予防接種で2日間寝込んだらしい。彼はモデルナモデルナだったらしい。
 母親はとりあえず、3人で会話できる程度なので、心配はなさそうである。相性もあるのだろうが、老人よりも若者のほうに副反応がひどいというのも、おかしなものである。
 任務を完了し、小倉に帰る。帰りはひかりだ。ただし料金は同じ。日本旅行にそういう設定があるのだ。
 高齢の一人暮らしなので、なにかと心配であるが、幸いにして、僕が自由に動ける身になったので、たびたびいける。
 人生100年時代に突入し、いったいいつまで生きていけるかはわからないけど、頭もしっかりしているので、まだまだ独り暮らしを続ける気であろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?