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祝日

 今年も天皇誕生日が訪れた。まだ慣れないけど。令和という元号も実は万葉集のなかにでてくる句の中のことば、「令月」と「風和」かぜやわらぐを重ねたものなのだが、「令月」は陰暦で2月に当たる。新天皇のお誕生日と重ね合わせた可能性もある。しゃれとんしゃあですね。
 令和に元号が変わった時、万葉集のその句の由来となる地、大伴旅人の旧居の跡にできた大宰府の坂本神社は人で賑わった。いつもは人もたいしていないところに、観光客がいっぱい溢れかえって、近辺の住民が困ったという話。私の親戚がそばに住んでおり、車が出せないと嘆いていた。
 今はだいぶ落ち着いているが、それでも、ちらほらと観光客がきているようだ。大宰府政庁跡近くにそれはある。私も一昨年の今頃、いってみたのだが、駐車場はいっぱいで、結構人がきていた。
 さて天皇誕生日。昔は天長節と呼んでいたのだが、昭和天皇の誕生日は昭和の日となり、明治天皇の誕生日は文化の日となっている。
 ちなみに明治天皇の誕生日は生まれた時は旧暦だったのだが、新暦で計算しなおして制定してある。
 2月は他にも祝日がある。建国記念日だ。2月11日。これは初代天皇神武が即位した日を新暦で計算して制定したものだが、なにぶん伝説めいているので、適当感は否めない。戦前は紀元節と呼んだ。
 他に天皇に関連する祝日としては、勤労感謝の日がある。これは新嘗祭という。11月23日。
 天皇がその年に収穫された新穀などを天神地祇てんじんちぎに供えて感謝の奉告を行い、これらの供え物を神からの賜りものとして自らも食する儀式のことである。by  wikipedia
 
 昔、祝日にはどの家の前でも国旗をはためかせていた。今はほとんどみない。お正月でさえ、国旗を掲げる家は少なくなった。祝日の意味も知らない人が多い。

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