僕のコーヒー業界の職歴


はじめまして。
BOUND COFFEE(バウンドコーヒー)の店主 田中大祐と申します。岩手県盛岡市でスペシャルティコーヒー専門店を営んでおります。

普段はInstagramを中心にお店の告知をしていますが、SNSでは書ききれないお店のこと、そして自分の思いや考えを知ってもらいたいと思い、noteをはじめることにしました。

第一回目の投稿は僕のコーヒー業界の職歴についてです。


コーヒー業界に入ったきっかけ

それは仙台にある自家焙煎コーヒー店に就職できたからです。24歳くらいだったかな?
ただ苦い飲み物だったコーヒーが、ここのお店のコーヒーを飲んで産地や焙煎度合いによって異なる風味を持つ”おいしい飲み物”に変わりました。働いているスタッフには同年代も何人かいて、彼らから刺激を受けながら楽しく働けました。

当時は業務をこなしつつ、休日にはいろんなお店に行ってコーヒーを飲んだり、コーヒー豆を買ったりしていました。このころから自分でお店をやりたいなと漠然と思うようになりました。


衝撃的な出会い

飲み歩きをしていくうちに、あるコーヒー屋さんで衝撃的においしいコーヒーを体験しました。

ケニアのアイスコーヒーだったのですが、まず感じたのがベリーを思わせる果物の風味と甘さ。えっ?これコーヒーだけの味わいなの?味付けしてない?って思ったほど従来のコーヒーのイメージとはかけ離れた個性ある味わいが感じられました。

そのお店の豆を買いにちょくちょく通っていましたが、どれもおいしい笑
なんで?と、いろいろ調べていくうちに最も重要なのが「生豆(焙煎される前のコーヒー)の品質」であることがわかってきました。

どんなにいい焙煎をしても、生豆の品質が良くないとそこまでの味になってしまう。
なるほど。そうだよな。まずは素材が重要であると。

そこを理解した途端、一気に世界が広がりました。コーヒーは奥深い…いや深すぎるなー。けど自分の人生で一生飽きずに楽しめる職業かもしれない。いい仕事に出会えたなと思いました(今でも全く変わりません)。


もっと勉強したい…

コーヒーをもっと知りたいという欲求がどんどんと高まっていくなか、スペシャルティコーヒー(※1)のパイオニアと呼ばれる東京の自家焙煎コーヒー店が求人募集しているのを見つけました。そこからは超速で応募し、東京に行って面接していただき、採用が決まりました。

前職ではプロフェッショナルとはこういうものだという仕事の姿勢を学ばせていただきました。仕事の効率性・正確さ・スピード、先を見ながらの行動、全体をみる視野の確保、相手のことを思う想像力、マニュアルに頼らない柔軟性などなど…

約7年働きましたが、時間の密度が濃く、あっという間に過ぎたなという印象です。仕事の内容的にも色々経験させていただけました(めちゃめちゃ割愛しちゃったけど本当に素晴らしい経験でした)。おかげで広く様々な仕事をこなせるまでになりました。

そうこうしていくうちに昔から思っていた自分で店を持ちたいという感情が高まり独立することに。BOUND COFFEEが生まれることになります。

今日はこんなとこですかねー。



なるべく定期的にUPして行きたいと思っていますが、なかなかのマイペース野郎なので大目にみていただけると嬉しいです。

それではまた!


(※1)スペシャルティコーヒー…
日本スペシャルティコーヒー協会の定義では、「消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。」とされています。

具体的には国際基準の味覚評価で高い評価を獲得した最高品質のコーヒーであり、豆からコーヒーとして飲まれる瞬間まで品質管理が徹底され、生産過程が明確にされたコーヒーのことをスペシャルティコーヒーと呼びます。

BOUND COFFEEが扱っているコーヒー豆はすべてスペシャルティコーヒーです。


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