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構築脳を鍛える【10の秘密】【秘密③】メタと特定メタ


皆さんは「銀の弾丸」という言葉をご存知だろうか。


カードゲームにおいてはシルバーバレットと言われ、特定のカード、デッキを対策するために少数だけ投入されたカードや、もしくはそういったカードを状況に応じてサーチ系カードで持ってくる戦術のことを言います。


いかにも上級者っぽい感じがしますね。


しかし、私はこのシルバーバレット(以下銀弾)を上級者にも薦めたくありません。

それはなぜか。



・ハヤブサマル



DMの銀弾として代表的なのは《ハヤブサマル》でしょう。


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《ハヤブサマル》は速攻デッキへの銀弾として多くの人に使われています。


ここで、今までの記事を振り返って、《ハヤブサマル》について考えてみましょう。


デッキ構築脳を鍛える!「テンプレを使って入賞できる人、出来ない人」では、柔のカード、剛のカードという表現をしました。

ハヤブサマルは間違いなく柔のカードでしょう。コンセプトになり辛く、速攻メタとして汎用性の高いカードです。


構築脳を鍛える【10の秘密】【秘密①】デッキはほぼ全てメタカードで出来ているでは、コンセプトカード以外は、全てがメタカードというお話をしました。


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(???については今後お話していきます)


特定メタカードとは、その名の通りメタカードに分類されます。

この特定メタカードがなくてもデッキは完成します。

もう一度言います。


この特定メタカードがなくてもデッキは完成します。


料理で例えるなら、「金粉」。お飾り。

別になくても料理は美味しく頂けます。


この特定メタカードは、メタカードの集まり、言うなれば「メタデッキ」の中にメタカードを積む感覚になります。


「弱そう…」

と思った方は鋭いです。


そう、特定メタカードというのは数十枚のメタカードを積み上げて、バランスを調整した後に、カバーしきれない点を更にカバーするカードなのです。


究極の柔のカードです。


決して最初から組み込めるものではないし、間違えると大きく構築を歪ませます。


これが私がよく言う「メタカードに内在する裏目」です。


特定メタカードというのは非常にリスキーで脆いのです。



では、私たちはこの特定メタカードとどのように付き合っていければいいのか。

それは上図の緑の???部分を理解すると分かってきます。

この???については、またいつか書きます。



それでは今回のまとめです。


・特定メタカードとは、メタカードに分類される。

・特定メタカードがなくてもデッキは作れる。

・特定メタカードというのは数十枚のメタカードを積み上げて、バランスを調整した後に、カバーしきれない点を更にカバーするカードである。

・特定メタカードとは究極の柔のカードであり、扱いを間違えると構築を大きく歪ませる。

・メタカードには裏目がある。



皆さんも、一度自分のデッキを見返して、この特定メタカードについて一度考えてみて下さい。


最後まで読んで頂きありがとうございました。








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