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白く轟音として

感覚にうろめく顔を撫でるように肉片を落とし、

天日干しのネットに寝かしつける。

たださらすために横になっていると、

灰汁も何もかもそぎおとしてしまった気配がした。

つぎつぎに小さな光彩の無垢が 転がりこんでくる 怯える。

震えて 視界が ぼやける。

みえない きこえない 背中が離れてこない。

波打つ よろける 吐き気がする。

跳ねることに 呆然とするものの 撤退飛行場。

網にやっと手をかけた。

曲がりはじめる指がはがされてしまう。

轟音に耳を預けて ほかは 滑走路の入り口にすべて

おいてくる。


・さらす・
(2023.2.12)


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2023.3.2
夜ご飯に酸辣湯麺を食べました。お酢を追加で入れちゃいました。
やっぱり酸っぱいものは美味しいです。


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