見出し画像

デザインあるある 『スランプとドツボ』

こんにちは
広告デザイナーのKAYです。
普段はとある企業の、とあるお店の、とあるPOP等をデザインしています。
今日はデザインしていてよく聞く「スランプだー!」と、あるあるの「ドツボにはまる」の話をしたいと思います。

スランプ

スランプ=一時的に、調子が出ない、または取引が不景気な状態。不振。不調。  Google Oxford Languages より

よく聞きますよね。「スランプだー!作れねー!」
あれは嘘だと思います。
とりあえず僕はなったことがありません。
自分の中にある魂のような熱のようなものを具現化するなら話は別です。
しかしデザインにはそもそもそれを作るためにある、コンセプトがあります。

コンセプト=1.概念。2.企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方。 Google Oxford Languages より

コンセプトを作るのは往々にしてデザイナーではない場合が多いです。
いや、もちろん携わることもあります。関係することもあります。
しかしクライアントがいて、もしくは組織として動く場合、コンセプトは多くの人々の意思や意見から作られます。

さて、スランプの話です。
コンセプトがあるのに作れないなんてことあるでしょうか。
前述した通り、デザインする上で最初に必要なのはアイデンティティです。
それを決めれば、そのあとのデザインはアイデンティティに引っ張らせればいいのです。

「スランプだー!作れねー!」

それは言い訳です。
コンセプトと向き合いましょう。
他のメンバーのことを思い出しましょう。彼らの言葉を頭の中でリピートしましょう。
僕はよく頭の中にいるメンバーや師匠に喋ってもらいます。
また、それを受け取ったエンドユーザーさんの言葉をイメージしましょう。
そしてそのエンドユーザーの方にも頭の中で喋ってもらいましょう。
そうすれば、その作るモノのあるべき姿が見えてくるはずです。

ドツボにはまる

スランプに反してこれはよくあります。
これは先ほどのコンセプトが盛りだくさんで、狙いが定められないときによく起きます。
企画が多い、意思が多い、要素が多い、ルールが多い etc...etc...
アイデンティティは決まってる、アイキャッチも選ぶだけ。
選ぶだけ、どれを選ぶ。これ?あれ?それ?どれ?
ぜんぜんまとまりません。
思考が暴走する感じです。
160kmとかで首都高吹っ飛ばすみたいな感じではなく、炸裂してる感じです。
誰かに聞いて答えが出るならいい。
でも出ない場合も多々あるでしょう。
例えば話し相手が同じ思考ベクトルではない場合。
例えばそばに同業者がいない場合(今のオレ)

そんなときは...

投げ出しましょう。(笑)

オイっ!

って思うでしょう。
実はこれは本当のやり方で、しかも昔からあるやり方です。
しかし投げ出すのは仕事ではありません。
思考を一回投げ出すんです。
投げ出して他のことをします。
働いている方なら、他の仕事をしましょう。
全く違う仕事をやります。例えばパワポの書類や、画像のトリミング。
テレワーク中なら晩御飯作ってもいいかもしれません。いっそ昼寝でも。(ばれないようにね)

頭をリセットするのは難しいですが、気分転換は大事です。
デザイナーの仕事はずっとこもって机に向かってコツコツとする作業が多いです。

気分転換に外に出ましょう。
アイスでも買ってみましょう。
プリンでも食べてみましょう。
そして、忘れたくらいのブランク開けて一瞬考えてみましょう。
すると「あ、それでいいのか」と天の声が聞こえます。

ドツボにハマってる時は往々にして思考が凝り固まってるんです。
まるで肩こり用のように。まるで静脈硬化のように。
ほぐれたら、また作り始めましょう。

「これでいいのだ」と。


ではまた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?