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今期5群目の分蜂群取込み

ロースタリーで朝のご予約を頂き、コーヒー豆の話や蜂のことや昨日のお魚のことなどをFruits BombであるイルガチェフェG1ナチュラルを飲みながらお客様と楽しいひと時。

お買い上げいただいたのは全く違うキャラクターのインドネシア マンデリン。ハーバルな香りにクリーミーな口当たり、クリアーなのにボディもある人気の高い豆。

その後に焙煎を終えて、今日は家庭訪問もあるので一度帰宅しようかなと思っていたところに妻からLINEで分蜂のお知らせ。

仕事もしていますよと誰かにアピールさせていただいたところで今日もまたミツバチのことを書きます。
コーヒーのご注文を頂けたらこの上なく喜びますのでよろしくお願いいたします。

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どうやら今回の群も設置している集蜂板に興味を示してくれたようで、帰路も特に急ぐことなく軽トラックで田舎道をクルーズする。
山々は新緑、といってもそれは一色ではなく、黄色がかっていたり鮮やかな黄緑であったり、色彩を言語で表現するボキャブラリーの少なさを実感する。そんな緑のモザイクのような山々を眺めて生活しているだけである程度の充足感を得られる。人間も自然現象として生まれてきたのだから当然だと思うのだけど、違う感覚の人もいるみたい。

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家について確認した集蜂板に集まる蜂たちはまだまばらで、巣門の前にもベッタリと張り付いている蜂もいて、女王蜂のご登場はもう少しという感じ。

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それでも周囲を飛び交う蜂の音はさながらレース場に響く高回転エンジンの音のように反響し合い、僕を高揚させるには充分だ。

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やがてその羽音は一層強くなり飛び交う蜂の数も一気に増えてきました。
いよいよ女王蜂を伴う本格的な分蜂です。

そして集蜂板に一気に集まってきます。

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このようにまとまりました。
蜂玉が形成されると周囲は一気に静まり返ります。
出来上がった蜂玉をなめまわすように眺めてはその形や、その中の個体の動き、花粉を付けている蜂や、何匹かで手をつなぐように結びついている蜂たちを見つめて、そしてこの内部にいるだろう一匹の女王蜂を想う。

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今回の取り込み作業動画です。

ご参考までに。

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中央の枝の裏にある箱が本日の群 4/13.3-2 No.10
5箱並びました。右の二つは年越しの箱でそれぞれ2群、3群を送り出してしています。

これで我が家の庭にある蜂箱は無王疑いと西洋蜜蜂も加えると10箱となりました。こうして記録をしておかないともう判別ができない状態です。
いやむしろ記録をしていても写真と記事を見直さないと判らない(笑)

配置図とともにカルテ的な記事としてまとめてみようかな。
記録をする一番の理由は女王蜂の年齢の把握です。
第一分蜂は年越しの女王蜂なので我が家の場合、今期で2年目となり来年あたりは寿命に差し掛かってくることとなります。新しい巣箱で営巣が始まり次第すぐに産卵を開始します。
第2分蜂以降は新女王蜂。こちらは交尾飛行を無事に終えて産卵を開始してくれるまで安心できません。例えば交尾飛行中に燕に食べられたり、何らかの先天的異常がある可能性もあります。引き続き観察する他ありません。

イレギュラーな群を含めて現時点で二桁となり、我が家の庭での繁殖の限界に差し掛かっています。どこまで拡大するか悩みどころです。



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