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第一分蜂発生

今か今かと心待ちにしていたその日がきた。

昨日のどんよりとした雨天から明けた今朝は少し早く目が覚めた。
愛犬の散歩に出ると里には霧が立ちこめていて、きっと波も良いだろうと1日の予定をどのようにするか算段しながら朝食を手早く済ませ、カブでホームポイントへ。

ポイントでは人は少なく幾つかのピークが形よくブレイクしていた。
少し速そうながらきれいなレフトのピークに陣取り長めのセットを待つ。
沖から入ってくるセットを掴みバックサイドに走るとパワフルな波にガンガン走らされる。
「くーぅっ」っと堪らない興奮のままピークへ戻るとまた次のセットがやってきた。
次こそは走り過ぎずにと言い聞かせながらショルダーに身体を沿わせてストールしてみたりする。
そんなセットを4、5本占領して満ち足りた気分で家に帰り、余韻にホクホクしながらロースタリーへ向かう途中に妻から電話。
「はじまったよー!」
即座にUターンして自宅へ戻ると待ちに待った分蜂が発生!

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文字通り巣箱から溢れだす蜂達。
庭の空は飛び交う蜂達の羽音で騒々しくその音がまた自分をも高揚させる。

ちなみにこの時期にだけ発生する雄蜂は蜜も花粉も集めないので、交尾のためだけに生まれてきた。なんて小馬鹿にしたように言う人がいるけれど、分蜂の時期に守門の前を激しく飛び交う雄蜂の一回り大きなその羽音の周波数は働き蜂とは異なる。そして盛んに飛んで羽音を響かせて女王蜂に新しい世界への飛び立ちを促しているようだ。というのが僕の師匠の説で、僕も同じ雄としてよりリスペクトのあるこの説が気に入っている。

庭を飛び交う分蜂群の行方を追い続ける。裏山に飛んでいってしまえばそれまでで、達者で暮らせよという話になるが、出来ればこの分蜂群を準備していた巣箱に取り込んで保有群を増やしたい。
設置していた集蜂板には興味を示さず蜂達が向かった先は、愛犬らくの小屋にある遮光シートだった。

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徐々に集まり始める蜂達

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そして蜂玉を形成していく

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刺されないよう小屋に入れた楽と形成中の蜂玉


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この蜂玉の状態から取り込んで良いタイミングを判断する

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綺麗にまとまって落ち着いていないと取り込んでもまた逃去されることがある。

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そして自作の捕獲器で慎重に取り込み

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なるべく優しく接したいが網に落ちるときは意外なほどの重さがある

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低い場所に留まってくれたから良いものの高い木の枝となると大掛かりな作業となる。

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無事に捕獲完了

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無事に巣箱へ取り込み完了

と、ここまで書いたところでもう一つの群の分蜂が始まったようだ!

ではまた🐝

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