もうすぐクリスマスだね。

翔太)「〜〜♪」

北斗)「翔太何してるの?」

翔太)「プロデューサーから頼まれたアンケートの集計だよ。」

北斗)「アンケート?」

翔太)「もうすぐクリスマスでしょ?今年も事務所でクリスマスパーティするからプロデューサーが用意するプレゼントのアンケートの集計してるんだ。」

北斗)「…それはプロデューサーがやるべき仕事なんじゃないかな?翔太も俺も貰う側に含まれてるんだから。」

翔太)「確かにそうなんだけど、プロデューサーもうあげるプレゼント決まってるんだって。」

北斗)「アンケート取る意味ないんじゃないかな……ちなみにプロデューサー何用意したって言ってたの?」

翔太)「任天堂Switch。」

北斗)「そこそこ値がはるね。」

翔太)「346の忘年会の景品でもらったらしいんだけどプロデューサーもう持ってるからこれでいいかなって言ってたよ。とりあえずソフトとamiiboはつけるっていってたからそのアンケート調査らしいよ。」

北斗)「まぁ無駄になるよりかはいい再利用方法だとは思うけど…俺は別にゲームしないからあんまりもらっても…。」

翔太)「プロデューサーもそこはちゃんと考えてたよ!たしかそういう人ようにもちゃんと替えのプレゼント用意してるって。」

北斗)「へぇ、気が利くね。なに用意してるか聞いてる?」

翔太)「変な雑貨屋に売ってる色ついた油が光る筒の中行ったり来たりするもらうと処分に困るインテリアだって。」

北斗)「上京したての大学生が買って後悔するやつだね。それならオレもSwitchがいいな。」

翔太)「だよねー。多分みんなそう言うと思って微妙なの選んだみたいだよ。」

北斗)「(絶妙に貰っても微妙なところついてくるのがなんとも言えない…)買っても余っても自分が処分に困るのに…好きだよねそういうの。」

翔太)「余ったら賢君に押し付けるって言ってたから処分には困らないんじゃないかな?」

北斗)「そう……。…とりあえずアンケート結果の集計手伝おうか?」

翔太)「(ツッコミも入れる気なくしちゃったみたいだなぁ…)いいの?」

北斗)「今日は予定確認しに来ただけだし、結構事務所も大所帯だし翔太一人じゃ集計大変でしょ?」

翔太)「北斗くんやっさしぃー!それじゃ手伝って!」

北斗)「それじゃ誰からやっていこうか。」

翔太)「そりゃ冬馬くんからにきまってるじゃん。」

北斗)「だよね。俺答えてないし。」

翔太)「答えてないのは僕もだよ。アンケート締めるの早いんだもんプロデューサー。」

北斗)「俺はドイツに行ってたからそもそもアンケートの存在知らなかったんだけどね…。」

翔太)「まぁ冬馬くんああいうの好きだからちゃんと答えてそうだよね。えーっと…【Q1.大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALの中で使用したいまたは使用しているキャラクターは誰ですか。】……もうソフト指定してる。」

北斗)「そういえば事務所にちゃんとしたコントローラー届いてたね。……完全に遊び相手を求めてるよねプロデューサー。」

翔太)「小学生かな?」

北斗)「小学生だね。で、冬馬はなんて?」

翔太)「【A.クラウド 理由:前作でのキャラランクが高かったから。】……うぁ…厨回答だねコレ。」

北斗)「そうなの?俺よく知らないからよくわからないんだけど、キャラクターによって差があるの?」

翔太)「うん。普通の格闘ゲームに比べたらあんまり上下はしないだろうとは思うけど。たしか……あったこれだよ。」

北斗)「……へぇ、こんなにたくさん出てるんだね。でもこれ見ると…クラウドっていうのはまずどれ?」

翔太)「この金髪のツンツン頭で大剣持ってるノースリーブの人だよ。」

北斗)「でもこのランクだと一番強いのに入ってないよ?」

翔太)「ゲームの調整とかで結構変わってくるから今回は下がっちゃたのかもね。」

北斗)「そうなんだ。じゃぁ次の質問は…【Q.amiibはどれかほしいですか?】さっきも話に出てたけどamiiboっていうのはなんなの?」

翔太)「Switchの上に置くとゲームによって特典がもらえたり、キャラクターが追加されたりする、拡張機能のついたフィギュアのことだよ。スマブラはamiiboを買ってSwitchに読み込ませると、ゲームでキャラクターが育てられるんだよ。」

北斗)「要するにフィギュア型のセーブカードってことなんだね。冬馬の回答は【A.ベヨネッタできればショートじゃないやつ】あれ?理由書いてないけど…。」

翔太)「うーん…理由書いてないのはなんとなく想像つくんだけど…」

北斗)「なんで?」

翔太)「だって、ベヨネッタってこのキャラクターだよ?」

北斗)「なるほど。冬馬はこういう女性が好みなんだね。わからなくないけど…なんというか…もう少し無難なタイプから攻めるべきだとは思うよ。」

翔太「(まぁこういうふうに弄れって言ってるようなもんだよね。)冬馬くんの趣味だし。とやかくは言えないよね。」

北斗)「冬馬のことだからフィギュアの造形とかで決めてそうではあるけど、それはそれで求めてるところがなんとも言い難いよね。」

翔太)「ひっくり返してパンツは確認しそうだけど、全身タイツみたいなカッコだからそれはないか。」

北斗)「そうだね。じゃぁ次は…ピエールにしようか。【Q1.大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALの中で使用したいまたは使用しているキャラクターは誰ですか。】【A.まりか!】まりかってキャラクターがいるの?」

翔太)「たぶんマリオカートのことじゃないかな。まぁスマブラよりもこっちの方が内容的にも平和だよね。」

北斗)「バナナの皮でスリップさせたり甲羅ぶつけたりと何かと陰湿な感じはするけどね。」

翔太)「それを言ったらだいたいのレースゲームは陰湿認定受けるよね。【Q.amiibはどれかほしいですか?】【A.カエール!】……んー…?」

北斗)「カエールは出てないよね?あとこのイラストは…ヨッシー…。」

翔太)「北斗くんヨッシーは牙生えてないよ。王冠にマントに緑色。これってキングクルールじゃ…。」

北斗)「どれ?」

翔太)「これ。この人相?ワニだからワニ相かな。の悪いやつ。」

北斗)「あぁ、なるほどたしかにカエールっぽいね。顔が悪いとことお腹出てるとこと種族が違うところ以外は。」

翔太)「そこの違いが一番大きいんだけどね。マリオカートほしいのにそこは律儀に対応amiibo書いてくるんだ…」

北斗)「俺と同じでよく知らなかっただけじゃないかな?次は誰のにしようか。」

翔太)「こういうの一番やらなさそうなのは…桜庭先生だよね。」

北斗)「それ以前に答えてるかどうか怪しいけどね。あるの?」

翔太)「ありまーす!【Q1.大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALの中で使用したいまたは使用しているキャラクターは誰ですか。】【A.ブラック・ジャック 理由: 絶対に出てると思うので。】………桜庭先生のこの自信どこからくるの?大丈夫?なんのゲームかわかってる?」

北斗)「うーん流石に俺も出てないのはわかるけど…この人の場合本気でボケてるのか、冗談なのか判別つきづらいよね。」

翔太)「流石に高度なボケってことで済ましたいけど…【Q.amiibはどれかほしいですか?】【A.ブラック・ジャック】あっ、これ本気のやつだ。」

北斗)「……とりあえず無効のアンケート結果ってことにしとく?」

翔太)「うーん…流石にそれじゃ当たったときに桜庭先生のリアクションつまんないからブラック・ジャックじゃないけど…ドクターマリオにしとこうよ。」

北斗)「そうだね。じゃぁ次は…クリスさんにしようか。」

翔太)「アンケート取る前からクリスさんだと結果わかっちゃうよね。」 

北斗)「案外そうでもないかもよ?【Q1.大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALの中で使用したいまたは使用しているキャラクターは誰ですか。】【A.デデデ大王もしくはイカ 理由:ペンギン可愛いですよね。イカも擬人化しているとはいえイカですから!】だって。」

翔太)「インクリングは予想してたけどデデデ大王かー。まぁペンギンっちゃペンギンみたいだけどね。」

北斗)「【Q.amiibはどれかほしいですか?】【A.Splatoon全般、あればゲッソーも欲しいです。】流石にブレないね。」

翔太)「ゲームやらなさそうなのにSplatoonはわかってるあたりホントに頑なな海を推す意思をかんじるよね…。じゃー次は…恭司くん!」

北斗)「たしかゲーム好きなんだよね?やっとまともな回答がみれそうだね。」 

翔太)「今までのがまるでまともな回答じゃないって言いたげだね!【Q1.大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALの中で使用したいまたは使用しているキャラクターは誰ですか。】【A.キャプテン・ファルコンかファルコ 理由:自分の家は好きじゃないけど、親近感がなんとなく。あと、くれるならマリオカートも欲しいです。】これみのりさんもマリオカートって書いてそうなんだけど。みんなスマブラやりたくないの?」

北斗)「まぁ普通にみんなで遊ぶならマリオカートとかマリオパーティかと思うよ。格闘ゲームは微妙に敷居が高い感じがするし。」

翔太)「スマブラは正確にはアクションだし割とかんたんな方なんだけどなぁー。えっと【Q.amiibはどれかほしいですか?】【A.マルス 理由:やったことあるRPGで馴染み深いから。】まともな回答だ…。」

北斗)「マルスはもとはRPGのキャラクターなの?」

翔太)「そうそう、この青い髪の男の人だよ。もとはファイアーエムブレムってゲームのキャラクター。確かそこそこ強かったと思うよ。」

北斗)「へぇ、そうなんだ。じゃぁ次のアンケートは……大吾くんにしようか。」

翔太)「(北斗くん立体でも平たくても女の子じゃないと割とあからさまに興味失うよね。)大吾くんは確か格闘ゲーム得意なんだっけ?」

北斗)「うん、そんな話をプロデューサーから聞いたよ。」

翔太)「涼くんとか九十九先生とからじゃなくて?」

北斗)「プロデューサーちょっと前に格闘ゲームが元のソシャゲにハマったらしくて大吾くんに頼んでゲームセンターでプレイしてもらったって話してたよ。」

翔太)「で、あの人スマブラ買おうとしてるの?まともにプレイできないんじゃ…まぁそうなったら僕が貰えばいいか。」

北斗)「(すでに飽きることを見越した発言…)」

P)「戻ったぞー…。」

翔太)「プロデューサーおかえり。」

P)「来てたのか。賢は?」

北斗)「そういえば見てないですね。」

翔太)「賢君ならさっきコンビニに用があるからって出ていったよ。」

北斗)「そっか。じゃぁ入れ違いだったんだね。」

P)「タイミング悪いな…早く帰ってこないかなぁ。」

翔太)「急ぎの用事でもあるの?」

P)「いや、クリスマスプレゼントって経費で落ちんのか聞こうと思ってたから。」

北斗)「流石に経費では落ちないと思いますよ…。」

翔太)「っていうか、プレゼント貰ったもの横流しするんだから普通に自分で出しなよ…。」

P)「自分の分のスマブラとamiibo+クリスマスプレゼントにつけるamiiboとスマブラ買うんだからバカにならないんだよ…。」

北斗)「ゲームソフトってそんなに高いんですか?」

P)「新品だとそれなりにするぞ。UNIQLOで値引きされてないTシャツ2着かってお釣りが帰ってくるレベルだ。」

北斗)「……結構しますね。」

P)「だろ?まぁその分長くは遊べるからコスパの点から言えばいいものなんだけどな。」

翔太)「ん?経費聞きに来たってことは…買ってきたの??」

P)「おう。買ってきたぞ。」

翔太)「スマブラ?」

P)「そうだけど。」

北斗)「やっぱりそれなんですね。」

翔太)「にしては袋大きいよね?他に何買ってきたの?集計頑張って僕にお土産とか?」

P)「おい、勝手に取るな!」

翔太)「いーじゃん!僕へのおみ……プロデューサー…」

北斗)「翔太?……あぁ、これ…」

翔太)「僕結構真面目にアンケートまとめてたのに何で先にamiibo買ってきちゃうのさ!」

P)「いや、それ大吾に上げるやつなんだけど…」

翔太)「はぁ?!なんで大吾くんにあげるのに僕にはないの?お休み返上してアンケート集計してたのに!」

P)「お前このあとレッスンあ」

翔太)「言い訳はいいからボクにもamiibo買って!」

P)「えぇ…」

翔太)「北斗くんからもなんか言って!」

北斗)「(まぁそんなに高いものでもないだろうし)えーっと…翔太頑張ってましたよ?」

翔太)「ほら北斗くんもこう言ってるし!買ってよプロデューサー!僕も遊んであげるから!」

P)「(微妙に上から目線なんだよな…)えー…まぁ…北斗がそう言うなら頑張ってたんだろうし…いいけど…どれがほしいの。」

翔太)「Amazonで売ってる全部入り。」

P)「駄目に決まってんだろ。」

翔太)「プロデューサーのケチ!ねー、北斗からもお願いしてよ!」

北斗)「(よくわかんないけど…)えぇ……えーっとプロデューサー?翔太もこう言ってるし…」

P)「いや流石ポンと出せる値段じゃないからホントに駄目だ!北斗いくらするのか知ってるのか?7万以上するんだぞ!」

北斗)「えっ?!そんなに!?翔太流石にそれは頼んだらだめなやつ…。」

翔太)「えー…でも北斗くんがそう言うなら…しょーがないから3体で許してあげるから買って。」

P)「(なんで俺アイドルに何もしてないのに許されないといけないんだ?)えぇ…それならまぁいいけど。」

翔太)「やった!じゃぁ今から買いに行こうよ!」

北斗)「でもまだアンケート集計お」

翔太)「そんなのあとあと!ねー早く行こう!」

P)「いや、今日レッスンあるだろ。ほらもうあと20分くらいで始まるぞ。」

翔太)「あっ、ホントだ。じゃぁレッスンの帰りに買いに行こっ!約束ね!ゆびきりげんまん、嘘ついたら全部入り買ってもーらう。ハイ指切ったからね。約束破ったらマジで買ってもらうかね。じゃレッスンいってきま~す。」 

北斗)「……あの、プロデューサー?」

P)「何。」

北斗)「アンケートの集計続きどうしましょう?」

P)「……二人でやろうか。」

北斗)「ですね…。」

こうしてアンケート集計を終わらせたプロデューサーと北斗。
後でレッスンから戻ってきた翔太に連れられ向かった家電量販店でamiiboを三体ずつ買わされた。(北斗も翔太のおねだりに負けて買っていた。)

その後クリスマスパーティの景品として用意されたSwitchはビンゴ大会の景品となり、一番欲のなさそうな都筑さんの手に渡ったが案の定あまり興味がなかったので事務所共用のゲーム機となり、もちろん付けたスマブラも事務所共用ソフトとなった。

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