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定年後 171 日目 照明って難しい、らしい。

SONY α7S3 と SEL1635Z の組み合わせでドライバーを撮影しようとすると、あまりアップにすることができなかった。
マクロレンズを購入するほど思いきれなかったので、「MARUMI クローズアップレンズ MC No.4」を購入してみた。

まだ十分アップになっていない感じもするけど、スマホ再生が前提なのでクロップして調整しようと思う。


光沢のあるモノの撮影は、照明のセッティングが難しいらしい。

で、今回も Youtube 動画を参考にさせていただいた。
テレビ朝日映像撮影部の「プロが教える指輪の物撮りテクニック!ポイントは反射のコントロール!」や、鈴木遥介さんの「パッケージの撮影でテカリをコントロールする方法!」などで詳しく解説されているけど、いろいろと機材が必要になる。

手持ちの機材だけでなんとかしたいが、やはり基本的なことがわかっていないと対処できない。
そもそもライティングの基礎知識が全くなかったので、これも基本から確認したほうがよさそうだった。

そこで参考にさせていただいたのが、Shuffle (「コマーシャル・フォト」誌運営サイト ) の「玉ちゃんのライティング話」というページ。撮影照明に関する基本的な内容をとてもわかりやすく解説している。

それによるとモノを立体的に表現しようとするなら、明暗をつける照明が必要らしい。よくある全面白色の撮影ボックスなどの中で撮影すると、影のない一見綺麗な写真が得られるが、被写体が平面的になり質感がでないとのこと。確かにそうかもしれない。

ドライバーのような棒状の被写体は、カメラの両サイドもしくは上下から照明を当てる、クラムシェルというレイアウトもいいらしい。
ドライバーを横にした場合は上下から、縦にした場合は左右から。横のときは場合は天トレでもいいかもしれない。
というか、工具を色々な角度で撮影することを考えると、私のレベルでは天トレが無難かも。

この辺の知識をもとに少し実験してみた。

とりあえずグレーのフェルトを敷いて撮影。
ドライバーにも適度に光が回って綺麗に見えるのだけど、立体感を出すために暗部が作れるのは下側以外になってしまい、ちょっと違うような気もする。
試しに右上から補助光を当ててみたが、やっぱり一番出っぱって見えるところが黒くなることには違いない。影も二方向に出てしまうし。

主 : 天トレ 右 : 黒レフ
主 : 天トレ 右 : 黒レフ 右上 : 補助光

フェルトを黒に変えてみると、ちょうど下側が黒くなってバランスがいいように見えるが、輪郭が分かりにくくなってしまう。

主 : 天トレ 右 : 白レフ
主 : 天トレ 右 : 白レフ 右上 : 補助光

試しに動画も撮ってみた。
動画では工具を右手に持って動かす動作が入る機会が多いので、手の影のことを考えると、天トレ + 左上補助光のレイアウトがよさそう。
良し悪しがよくわからないけど、このスタイルで撮影しようと思う。

主 : 天トレ 左 : 補助光

後になって気づいたのだけど、死蔵されていた Nikon1 J1 と 1 NIKKOR VR 10-30mmを引っ張り出してみたら、案外近づいて撮影することができた。画角的には SEL1635Z + クローズアップレンズ No.4 との組み合わせと同等ぐらい。
写真だけならこれでよかったかもしれない。



2022 / 9 / 18

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