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【就活編②】「ガクチカ」ってなんだよ・・・

どうもこんにちは。学生向けコーチング事業を行っているBosuit(ボスイット)です!
「学生時代に最も力を入れたこと」を略して「ガクチカ」。
最近の就活では、ESや面接で当たり前に「学生時代に力を入れたこと」についての質問をしてくることから、「ガクチカ」という言葉が浸透していきました。
ただ、コロナの影響で経済活動がSTOPしてしまっていた昨今、学生に「ガクチカ」がないことが大きな問題となっております。言い換えれば、「ガクチカ」をしっかりと伝えられる学生は企業からより大きな評価を受けることができます。
今回はその「ガクチカ」について深堀し、企業の人事部がどういったことを重視しているのかを見ていきましょう。

就活のスケジュールなどについては別の記事で紹介していますので、こちらもご覧ください。



「ガクチカ」がなぜ重要なのか

(1)企業はなにをみているの?

学生時代になにをしていたのかを重視している訳ではありません。​ガクチカを通して、​あなたがどのような人柄なのか(これまでどのような思いをもって人生を選択・歩んできたのか等)を​最重要視しています。​そのため、「〇〇をやってきました」「チームをまとめました」といった上辺だけの「ガクチカ」は企業に伝わらず、評価されません。企業の人事部は何人もの就活生を見てきたプロフェッショナルですので、取り繕った内容も一瞬で見抜かれてしまいます。
企業はその人がどのような人柄なのかを知り、「今後会社でどのような働き方をするのか」・「採用することで会社にどんなメリットをもたらしてくれるのか」をイメージして採用するかどうかを考えているのです。

(2)ガクチカを聞くことでわかること

企業は学生に対して「この人は将来活躍してくれそうか」という未来の観点で面接を行っているわけですが、「ガクチカ」は過去のことですよね?
ではなぜ過去のことを聞くかというと…
コンピテンシーを見抜きたいから」です。

人間は似たようなシチュエーションになると、同じ行動を繰り返しがちであるという研究結果があります。優れた人間のこういった思考特性・行動特性をコンピテンシーと呼んでおり、その人のコンピテンシーを理解することで相手の将来の行動を予測するのに使える(=企業で活躍ができるか)のです。

コンピテンシーとは.…?
一定の職務や作業において、絶えず安定的に期待される業績をあげている人材に共通して観察される行動特性。豊富な知識や高い技能、思考力のある人がかならずしも業績をあげられない事実に着目し、好業績を達成している人材(ハイパフォーマー)にみられる行動、態度、思考パターン、判断基準などを特性として列挙したものをさす。コンピテンシーは英語で「能力」「有能」を意味する。アメリカで1990年代に人材の採用、昇格、配置などの基準として普及し、日本でも1990年代後半から人事評価基準に取り入れる企業や団体が増えている。

コンピテンシー(こんぴてんしー)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)

(3)コンピテンシーの土台

とはいえ、コンピテンシーも後天的に身につけることができるものであり、どんな人でも発意と主体性(想い)を持って業務を行えば一定育っていく領域です。
なので、「コンピテンシーがいかに備わっているのか」という観点の他にも、「今後コンピテンシーが伸びる人」にも高得点が与えられます。この「コンピテンシーが伸びる人」というのは、「自己肯定感・鈍感力(根拠のない自信)」「知的好奇心・探究心」などがある人であり、それを源泉としたパッション(熱量)を持っています。
思考や行動、活力の源泉となる部分がしっかりとしていれば、どんな状況下でも対応できますし、コンピテンシーを伸ばすことができるのです。
特にVUCAと呼ばれるこの時代、変化し続ける世界に柔軟に対応できる能力こそが重宝されます。

(4)企業が見ているポイント

上記と重複する部分もありますが、企業の人事部は「ガクチカ」を聞くことで以下のポイントを見つけようとしています。
「企業の人事部はどういったところを見ているのか?」と面接官が考えていることを把握していくことから始めましょう。

  • 現状把握と適切な課題設定、それに対する計画立案などのシナリオ構築力

  • 周囲を巻き込みながら計画を実行していく行動力

  • 結果を正しく振り返り、次の行動に繋げていく内省力

  • 困難な状況であっても進み続けられる自己肯定感

  • なんにでも興味を持ち、成長意欲がある知的好奇心

今回の記事はここまでです。
次回はこの「ガクチカ」をどう作っていくかについて記載しますのでぜひご覧ください。

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