コンパクトデジカメを使う理由

2024年7月15日 16:34

前回、ソニーのカメラを使う理由についての記事を書きました。

しかし実のところ、私が一番使っているのは、RICOHのコンパクトデジカメ、GR DIGLTAL IVです。
昨今、コンパクトデジカメはスマホカメラに取って代わりつつありますが、コンパクトデジカメならではの良さもあります。
今回は、私がコンパクトデジカメを使う理由について話していきます。

どこにでも持ち出せる携帯性

コンパクトデジカメのメリットの1つ目は、どこにでも持ち運べる携帯性があることです。

コンパクトデジカメは非常に小さなものが多く、中にはズボンのポケットに入るものさえあります。もちろん、カバンのポケットであればほとんどのコンデジが入るでしょう。

しかし、これはスマホにおいても同じことが言えます。

コンパクトデジカメがスマホと違う最大のポイント、それは写真を撮るために作られた「写真機」である、という点です。
これによって、コンパクトデジカメにはいくつかの利点が生まれます。

Xperia 1シリーズなど、一部の端末を除いたほとんどのスマホは、ズームをする際にデジタルズームを使用します。

デジタルズームとは、切り取った画像の一部をコンピュータ処理で引き伸ばして拡大し、望遠で撮ったかのように大きく見せるズームの形式です。
デジタルズームは画像を引き伸ばしているので、画質の劣化が見られます。

対して、ほとんどのコンパクトデジカメには光学ズームが搭載されています。

光学ズームとは、レンズを動かして焦点距離を変えることで、ズームをする形式です。
そのため、光学ズームでは画質の劣化はありません。

遠くのものを撮影する際にも画質の劣化がなくなるという点で、コンパクトデジカメには優位性があるでしょう。

コンパクトデジカメには、それ特有の撮影体験があります。

具体的には、コンパクトデジカメにはスマホカメラとは異なり、物理ボタンがあります。
物理的なボタンで、シャッターを切ることができます。

これは、普段スマホで何気なくシャッターを切っているのとは異なり、特別な撮影体験を生み出します。

物理的なシャッターがある、撮影するための機械を使うことで、カメラは私達に写真に向き合う姿勢を作り、写真を撮るという行為そのものを特別な瞬間にしてくれます。

これは、スマホカメラではできない撮影体験になるでしょう。

カメラには、撮影する際に光を取り込む「センサー」というものがあります。
このセンサーサイズの種類や大きさによって、画質や雰囲気、ボケ感が変わります。

最近のスマホは、センサーサイズが大きくなってきており、1インチセンサーと呼ばれるセンサーを搭載する機種も増えてきました。
しかし、コンパクトデジカメの中には、より大きなセンサーを搭載している機種があります。

例えば、GR III。この機種は、APS-Cサイズと呼ばれる、一眼カメラにも搭載されている大きなセンサーを搭載しています。
そのため、コンパクトデジカメのサイズ感で、一眼カメラ並の画質やボケ感を表現することができます。

コンパクトデジカメは、まとめると以下のようなメリットがあります。

コンパクトデジカメは、一眼カメラと比べて安く購入することができます。
そのため、「写真機」で撮影をする楽しさを、気軽に味わうことができます。

写真を撮る行為そのものを、コンパクトデジカメを通じて味わってみませんか？

#カメラのたのしみ方

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