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【memo】誰も読まなくていい話。S5E1ネットビジネス

シーズン5エピソード1
【ネットビジネス2001〜2008】

情報システム部から異動する際に
携帯の会社とインターネットの会社との選択で考えた。

この時は、年齢や立場的にも絶好調だったせいもあり、いくつかオファーがあった。
私は安定した携帯会社よりも大爆発の可能性を感じたインターネット関連会社への転籍を選んだ。
(今結論を言えば間違った選択だった、本当ギャンブルに弱い)

まー携帯の方の話は、今の情報システム部の延長だったので、選ぶつもりはなかったけどね

エンジニアやっていてわかったことは30歳超えたら20代に勝てないということ。特にアプリケーションのリビジョンが変わるたびに研修受けたり学び直すのにうんざりしていた。

インターネット会社には、元上司的な知り合いがいたので、速攻お願いして隣のダイレクトマーケティングの部門を紹介してもらった。

そこではヘビーユーザーのリテンションを行なっており、それをネットにシフトするeCRMのプロジェクトリーダーとなった。
と言っても一人しかいないしシステム経験者だからね。

問題は当時流行ったCRMなどの最新マーケティング事情を知らなかったこと、みんな当たり前に喋ってたことね
お陰で本読みまくったよね数十冊を流し読みしたよ。

当時はwebもまだ先端企業以外はかなりアナログなやり方だった。
webとバックのシステムの連携がうまくできたなかったんだよね

だから本気で大変だった、まずe CRMのwebシステムつくるにあたり、サポートできる会社がほとんどなかったのだ、正直本で学んでる私と知識が大差ない会社ばかりだった。
コンサルティング会社はフィーが高いばかりで実践には役立たない

探しに探して、大手広告代理店と外資のコンサル会社(以下DW)という会社がeCRMの実践に詳しいとわかった。
速攻で会いに行き、webシステムの構成案の検討に入ることに、バックのシステム部分はBroadvision 1to1システムを利用することが、社長オーダーで決まっていた。

確か大前研一さんの推奨だったと思う。めちゃ金と稼働がかかるアプリケーションだったねー。

そこは数社の中からコンペで某SIer(以下D)を選んだ、これはわたしの10年のエンジニア経験が大きく影響している。

安い会社はたくさんあったが、Dは高いなりの圧倒的な強みがあった。
まず逃げない、そして最強のレスキュー部隊がいるのだ。

私は過去に外資のベンダーさんが、勝手に切り分けして、うちは関係ないと撤収する事態に何度も遭遇した。

プリンターがモデルチェンジしたので新たな機種で印刷試験を頼んだら見積もりが200万だった。
買った方が早いじゃん。
要はやりたくない時にふっかけてくるのだよ。

そういうところは、スピード感は落ちるもののDは頼りになる存在だった。

このプロジェクトは大変だった
構築だけで数億円規模だ、
全てプレーヤーが揃ってから、突然部長に見積もりの半額になるよう折衝しろと研修で行ってる河口湖で指示された、半額なんて折衝というより殺生だ。

河口湖の研修会場から電話して、価格交渉を行い、調整に成功したが、この直前の価格低減発言でわたしの面目丸潰れだった。

プロジェクトのメンバーは社内のネットワーク基盤を担当する先端技術部(仮称)とDW(実行部隊はバスキュールさんとSBTさん)、そしてDの通信系AP関連の部門や関連会社という大所帯。それをわたし一人で仕切る、めちゃ楽しいじゃん。

特に先端技術部は私が社内のweb基盤の構成図を推測で当てたので、腰を抜かしていて、完全に任せてくれたのが良かった。もちろん完全な推測だはなかっけどね。

第一回の顔合わせは今も忘れられない。左右に分かれたシステム担当のDとコンテンツ担当のDWはプライドとプライドの闘いで、雇い主の私を無視して怒号の言い合いを始めたのだ。そんな簡単にできるわけないシステムなめんなよ的な。

ばっかだなーと思った。
呉越同舟なんだよね、同じ船に乗ってるのに落とし合おうとする意味が全く不明。

だから、そう言った、「好きなだけ言い合ってくれ!と、だが、もし失敗したら私と先端部、D、DW全ての責任になる、選択肢は一緒に協力して必ず成功させるという一択しかない」

会場は静まり返った
わたしのやる気満々の熱意に
びっくりしたのかもしれないし、結局お金を払うものが強いというだけかもしれない

先に言うとこのプロジェクトは大成功となる、あまりにいろんなことがあったので、それは後で話すとして、わたしが一番びっくりしたのは、3年ほど携わったが、いつのまにかD社とDW社は一社に飲みに行く仲の良さだったのだ。

あの頃は二時三時、徹夜が当たり前の時代だったので、結局私はその飲み会に参加できてない😭

続く



途中です



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