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スカーレット・ヨハンソンの攻殻機動隊をみた感想

 巷では評判のよろしくないハリウッド版の『ゴースト・イン・ザ・シェル』をみた。押井信者だったころなら確実に劇場でみていただろうが、TSUTAYAで旧作になってからみた。いや旧作になるのを待っていたというよりは、見ても見なくてもどっちでもいいと思っていたが、最近MCUをよくみておりスカーレット・ヨハンソンをよく目にするのでまあ攻殻もみてみよかとなったのである。

 押井攻殻らしさも少しあるけど、雰囲気的にはブレードランナーっぽい。また北野武の存在はいやでも『JM』を想起させる。裸に近いボディースーツで跳ね回るスカーレット・ヨハンソンは草薙素子というよりも『イノセンス』の人形みたいだった。家出少女のゴーストを義体にほりこむという設定が『イノセンス』からとってきたものだろうから余計にそうみえるのかもしれない。ナターシャ・ロマノフを期待するとがっかりするだろう。というかした。草薙素子らしさでも『アヴァロン』のアッシュに負けている。

 やたらと映像が滲んだり、glitch(Weblioレベル13)が入ったりするところも『アヴァロン』くさいなあと思ったものだ。つまりなにがいいたいかというと、ハリウッド版の攻殻をみるくらいなら『アヴァロン』をみたほうがいいいということだ。

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