日本の英語教育の問題点を考えれば考えるほど中学受験は悪い
土曜日の朝は英語学習のマガジンが配信されるのでモチベーションが上がる。
いろいろな話題があったが、ライティングは難しいよという話が興味深かった。特殊な事情がない限り話せない人間はいないが、読み書きができない人間はいまだに世界中にたくさんいる。
それでもほとんどの人間が話せるようになるのは不思議なことである。私達はどのように母語が話せるようになるのかわかれば第二言語習得も容易になるかもしれないなあと思いつつ、またしても幼児向け英会話教室の見学に行ってきたのだ。
感想は前回とほぼ同じなので割愛する。
とりあえずネイティブの先生はフェイスガードするならマスクはしないでほしい。口の動きを見たいし。
それはさておき早くから英語を学習することの意味について考えてみたのだ。
私は、日本の英語教育の問題点は、発音の軽視と語彙の少なさの2点に集約できると思っている。
発音が正しくないから聞こえない、聞こえないからインプットの効率が上がらない。モチベーションという意味でも弊害が大きい。だって英語でスポーツや映画を観れたらモチベーション爆上がりすると思いませんか?
語彙に関しては、英検一級レベルの語彙は必要かみたいな議論があること自体がもうだめである。論外だ。ゴチャゴチャ言わずにさっさと覚えろとしか言いようがない。少なくとも私は自分の子供にはそう言う。英単語を覚えるメソッドはすでに確立されており、あとはやるだけなのだ。
さりとて中高生は数学理科社会古文漢文など学ぶことがたくさんある。英語だけやってるわけにはいかない。となれば前倒ししていくしかない。英語の早期教育は、言語形成期は習得が早いというだけでなく、この点でも意味がある。
そうなると中学受験はめちゃくちゃ有害というほかない。つるかめ算とかしてる暇があったら数学を学ぶべきだし、英単語のひとつでも覚えたほうがはるかに有益だ。
また中学入試で英語を取り入れる動きが広まっているのは大変けっこうなことである。早くから英語を学ぶ動機づけになる。しかし残念ながらそれらは高いお金を払ってまで行かせたい学校ではないっていう。。。優秀な学友に恵まれるという中学受験の唯一のメリットを捨てることになるので。。。
この記事で、少子化のなか差別化を図りたい低偏差値校で導入が進んでいるとか酷いことが書いてあった。。。
早く名門校も英語を入試に取り入れるべきだ。そうすればSAPIX、日能研などの大手塾は迅速に対応せざるをえなくなり、日本の小学生の英語教育のレベルは跳ね上がるだろう。
サポートは執筆活動に使わせていただきます。