もうすぐプレミアリーグ開幕、アーセナルは準備万端
昨日、一昨日に行われたアーセナルとセビージャのプレシーズンマッチを観た。
セビージャは昨期リーガエスパニョーラ4位で、直前にはトッテナムと引き分けており、侮れない相手である。
ところが始まってみると、本番を想定した強度のプレスを繰り出すアーセナルに浮足立ってしまい、序盤で大量失点してしまった。
後半は落ち着きを取り戻したが、アーセナルの強度は落ちず、まともにボールを運べないまま試合終了。
新加入のガブリエウ・ジェズスは、決定力はもちろんのこと、アンカーの近くまで降りてきてビルドアップに参加したり、サイドで起点になったり、格の違いを見せつけた。
同じくマンチェスターシティからやって来たオレクサンドル・ジンチェンコは左SBとして出場。左IHのジャカとポジションチェンジを繰り返し、セビージャを混乱に陥れた。
この二人はずっと前からいたかのようにフィットした。
ジェズスはセレソンでのポジション争いがあるし、ジンチェンコはワールドカップはないけど祖国ウクライナのためにもモチベーションは高いだろう。
マルセイユからレンタルバックのサリバは、ガブリエウ・マガリャンイスとともに堅実な守備を披露。この二人とパーティがいるから、ジャカは左SBが上がった裏のスペースを気にすることなく、前線へのスルーパス、飛び出しを繰り返すことができた。
ウーデゴール、サカ、マルティネッリは相変わらず素晴らしい。ここにジェズスが加わったから手が付けられないってとこだ。
以下は気になったところ。
ジンエチェンコは最終ラインでの守備はちょっと頼りない。おそらくキーラン・ティアニーが復帰したら、彼がSBのスタメンだろう。ジンチェンコはIHのほうが向いてそう。しかしジャカが今の好調を維持するなら難しいかも。
トーマス・パーティは素晴らしかったが、逆に言うと替えが効かないってことでもある。とはいえこのレベルのアンカーはプレミアリーグにも数人しかいないのでしかたないかな。
右SBはベン・ホワイトが見事に務めたが、冨安健洋が復帰したらどうなるのだろう。右CBと右SBを、冨安、ホワイト、サリバで争うことになる。まあ今年はヨーロッパリーグもあるし、カップ戦も気合い入れていくだろうし、みんなに出番はあるだろう。
昨年は酷い内容で開幕3連敗したアーセナルだけど、今年は序盤からアクセル全開である。
阪神ファンがいうところの、アカン!優勝してまう!、って感じだ。
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