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アンガーマネージメントは大事である

昨日は無駄に怒りをためこんでしまった。良くないことである。

しかし最近アンガーマネージメントについて学んでいるから、ほどほどのところで抑えることができたのでよかった。

学び始めたきっかけは、父親に君にはアンガーマネージメントが必要ですといわれたからだ。まあそういうものなのかもしれないと思って(あなたにいわれたくないと思いつつも)、一冊なにかそれらしきものを読んでみることにした。

売れてそうだったし、なによりKindle Unlimitedだったから選んだ。そして自己啓発本にありがちなことだが、一瞬で読み終わった。時間もお金も節約できてよかった。

怒りの強度、頻度、持続性などで怒り型をいくつかの類型にわけることができるというのが面白かった。それによると、私は優しそうに見えていきなりキレる外柔内剛タイプのようだ。言うなれば、耐えて耐えて最後に怒りを爆発させる東映任侠映画の高倉健さんみたいな感じだろうか。

もちろん私は高倉健さんのようにかっこよくはないからだからなんやねんという話でしかないが。また本書に高倉健さんのたとえがでてくるわけではない。歴史上の人物に例えると、、、といった感じで様々な偉人が登場するが、健さんは挙げられていなかった。ちなみにリアルの高倉健さんは明るいキャラだったらしい、知らんけど。

閑話休題。

もう一点興味深かったのは、怒りは二次感情ということだ。どういうことかというと、悲しみとかつらみといったよりプリミティブな感情があって、それに続発する格好で怒りはわいてくるのである。

怒りという感情は、プリミティブでないぶんコントロールしやすいともいえるし、なにかしら本人には正当と思われる理由付けがなされているだけ御しがたいともいえる。義憤の類が典型であろう。

そう、原初的な感情が怒りへと発展するのには、本人の「かくあるべし」という信念というか規範みたいなものが大きな役割を果たしているのである。そしてそのドグマは様々な経緯を経て形成されたものであろうから変え難いものである。

しかし制御するのが簡単かどうかはともかく、怒りというのは厄介な感情であるから、コントロールは試みないといけない。まずはアンガーログである。怒りがわいたらなるべく早く、日時、場所、原因を記録するのである。これを続けると傾向がわかって対策が立てやすくなるというわけである。

そして上述の自分の中のドグマを把握しておくことが重要だ。他人の言動に怒りを覚えた時、このドグマからどれくらい乖離していたのかをなるべく客観的に評価することで対処しやすくなるのである。

他にも怒ったときにまず怒りを点数化するスケールテクニック、許せない度を検討する、自分にどうにかできないことなら放置するなどなど具体的な手法が書いてあって非常に有益である。Kindle Unlimited最高(^o^)


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