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反復練習は超大事
先日、ニー仏さんのこのツイートに感銘を受けてしまったので、備忘録としてなにか書いておく。
勉強はインプットだけじゃ駄目でアウトプットを繰り返さないと身につかない。とにかく手を動かして問題を解き、暗記物は口に出して唱えまくるべきなんだが、「私には勉強の才能がない」とか言いながら、これを怠る人はけっこう多い。既習事項の反復演習を嫌がって、未習知識の探索行為に逃げてるのよ🦥
— ニー仏 (@neetbuddhist) August 30, 2021
ここでグサっときたのは、「既習事項の反復演習を嫌がって、未習知識の探索行為に逃げてる」というくだりである。
私は新しい英単語、コロケーション、イディオムを知ることに時間を使いがちである。なぜなら新しいことを知るのは楽しいからだ。
それに比べて既知のことを反復練習するのはなんとつまらないことだろう。しかし、わかってることを繰り返し練習して身体に覚えさせることはとても大事だ。
それを痛感させてくれたのが『英語のハノン』だ。
この本のドリルは、能動態を受動態に変えるとか、中学生くらいのときにさんざんやったようなものだ。ところが、書くだけならめちゃ簡単なのに、音のみでやろうとするととたんに口がもつれてしまう。だから一見、基礎的なことしか書いてないこの本が、上級者を中心に売れているのである。
基本的なことでも瞬時にできなければ、できたとはいえない。1+1の答えに1秒以上かかったら、それは理解しているとはいえないだろう。
つまり、新しいことを覚えるのがコンフォートゾーンから出ることではない。わかっていることを、ほんの少し負荷を増やして繰り返し練習することだ。筋トレといっしょだ。
そしてそれは非常に面白くない。ハノンというのはピアノの教則本だが、これの反復練習が嫌でたまらずピアノをやめてしまう者も少なくないという。
加えて、新しいことを覚えるのは、英語学習においては楽しいけど良くないことも多い。どんどんマニアックな語彙、口語表現を覚えていくと、だんだんとネイティブにしか通じないものばかりになっていく。もしかしたらネイティブでも一部地域の人にしか通じないかもしれない。これでは世界言語である英語を学習する意義が激減してしまう。
それよりは、基礎的な語彙を使いこなせるようにしたほうが、幸福度が高いのではないかと思うのであった。
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