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#060 バンド論20|↑THE HIGH-LOWS↓(ザ・ハイロウズ)

ザ・ハイロウズが活躍していた時期は1995年〜2005年。
僕が12歳から22歳の間であり、まさに青春時代はハイロウズと共に駆け抜けた時代でした。

ブルーハーツはリアルタイムで体験できませんでしたが、ハイロウズはリアルタイムで体験することができましたし、ロックンロールのカッコ良さ、奥深さ、そして自由、全てハイロウズから教えてもらった気がします。
リアルタイムで聞いていたので、ブルーハーツよりハイロウズの方が思い入れは強いですし、高校時代にハイスタの次に好きだったのがハイロウズでしたねえ。

そんなハイロウズのベスト10、かなり悩みましたがどーぞ。


ザ・ハイロウズの琴線に触れる曲BEST10

10位 ミサイルマン

ハイロウズのデビューシングルにして、常にライブのアンコールの最後で演奏するロックンロールナンバー。
この曲の入りのドラムが始まった時点でキッズたちはワクワクして両手を合わせて上に高くあげる「ミサイル」のポーズを取り、マーシーの鬼リフ&ヒロトのハーモニカでモッシュ&ダイブ。
僕も何回かハイロウズのライブに行きましたけど、常に最後はこれだった記憶があります。
やはりイントロに尽きるのですが、とにかく最高にカッコいい曲です。

この曲はTBSドラマ「未成年」の第1話で、主人公のいしだ壱成がライブハウスの警備員として出演するときに、ハイロウズが普通に登場して歌ってます笑
初めて聞いたのがこのタイミングかHEY!HEY!HEY!のどっちが先か忘れましたが、未成年も最高に好きなドラマだったのであがったよね。

マジでこんなかっこいい曲はないよ。


9位 俺軍、暁の出撃

そして次に紹介するのは、2ndアルバム「tigermobile」の1曲目、「俺軍、暁の出撃」です。
ライブで最高に上がる、マジでロックンロールバンドのアルバムの1曲目の手本のような曲ですね。
なぜ俺は引きが悪く、この曲をなかなかライブで聴けなかったんですけど、初めて聞いた時は上がりました。
「ナーナーナ、ナナナーナ」のとことか、「もっともっともっともっと」のとことか熱唱ですよ。

そしてこの曲で一番熱いのは歌詞ですね。

俺は一人でも軍隊

このフレーズは本当に凄い。マーシーぶっ飛んでます。
そしてアルバムで聞くとこの曲からの「相談天国」がマジで痺れます。


8位 罪と罰

そしてこれですよ、これ!
4thアルバム「バームクーヘン」はハイロウズで一番好きなアルバムで、このアルバムとMAKING THE ROADがリリースされた1999年は日本のロック史において後世に残る1年だったと個人的には思っております。マジで毎日聞いてました。
そして、そんなモンスターアルバム「バームクーヘン」の1曲目がこれです。もうカッコ良すぎて鳥肌立ちます。シンプルなのになんでこんなカッコいいのか謎です。
まずタイトルが罪と罰の時点でかっこいいんですけど、とにかく攻撃的な歌詞がたまらない。

俺の短い導火線に火をつけるなら気をつけろよ
俺の短い導火線はすぐに燃え尽きてしまうんだ しまうんだ
翼の折れた伝書鳩にダイナマイトを咥えさせる
早い話がテロリストだ 早い話がハイジャックだ
有罪 有罪 有罪 重罪

ですかね。とても2年後の9月11日以降歌えないような曲です(やりまくってましたが笑)
そして最後の「AH、AH、AH、GUILTY!」の部分までカッコいい。
とにかくライブで死ぬほど上がる曲です。

俺がハイロウズを初めて見たのは2000年のZEPPのRelaxin’ツアーでしたが、その時はその前に「即死」(これも相当好きです)を歌って、即死が終わった後に「じゃあ、この曲のA面は・・・」と言ってこの罪と罰が始まり、モッシュ&ダイブの嵐でした。
ちなみに当時ハイロウズのライブはハイスタよりしんどかった記憶がありました。

この頃のヒロトはマジでメチャクチャかっこいです。


7位 ななのすこし上に

この曲は7枚目のアルバム「angel beetle」の2曲目で、恐らくこのアルバムで一番人気のある曲です。
このアルバムは本当に肩の力が抜けているというか、適当に作った感が随所で垣間見えます。
7枚目のアルバムにちなんでか分かりませんが、アルバムジャケットは2002年日韓W杯で大ブレイクしていたベッカム率いるイングランドを彷彿とさせるデザインだったり、そもそもアルバム名も適当につけた感があります笑

そしてこの曲は普通にいい曲ですね。メロディアスで、溜めも決めもあり、普通に名曲です。
ライブでもアンコールの1曲目(アルバムのキラーチューンが置かれることが多い)でやってましたし、普通に盛り上がりましたね。

そして余談というか自慢ですが、このアルバムツアーはライブハウスではなく、当時住んでいた家から原付で5分でつく市民ホールで見たんですけど、まさかの最前列でマーシーのピックを3枚GETしましたね笑
(1枚は一緒に行った友達、もう1枚は後ろのねーちゃんにあげましたが)


6位 千年メダル

この曲は3枚目のアルバム「ロブスター」の1曲です。
ロブスターは名曲揃いで、もう1曲上位にランクインしておりますが、この曲も相当思い入れがあります。
普通に初めて聴いたときに美しい曲と思いましたが、やはりこの曲は歌詞に尽きます。

僕が眠るのは君の夢を見るとき 
僕が歩くのは君に会いに行くとき
僕が何も言わないのは
答えなんてない方が その方がいいから

この恋がいつの日か表彰台に登るとき 
君がメダルを受け取ってくれないか
例えば千年 千年じゃ足りないか 
できるだけ長生きするから

と、結構何言ってるかわからなかったりするんですけど、残りますし染みます。

中学生の頃にこの曲を聞いて、結婚する時にはこの曲を流そうと思い、そしてそれから17年後に実際にこの曲を自分の結婚式の入場曲で流しました。
そんな思い出の曲です。


5位 青春

この曲が出たのは2000年、ドラマ「伝説の教師」の主題歌でした。
ちょうど僕は17歳で…まさにど真ん中の曲です。めっちゃ聞いてましたね。
本当に大好きでした。

高校時代の卒業式のアフターパーティーでバンド演奏を打診された時、迷わずこれをセレクトしましたね。分かるやつには「熱い!」と褒めてもらいました。

とにかくどこから切り取っても名曲でしょう。ブルーハーツを彷彿とさせつつも、ブルーハーツ時代もここまでどストレートなタイトルの曲は持って来れなかったと思われる「青春」を冠したこの曲。
今聞いても染みますねえ。


4位 2匹のマシンガン

ハイロウズで一番好きなアルバムは前述の通りバームクーヘンですが、これはバームクーヘンの3曲目で、とにかく最高に美しく泣ける曲です。
とにかく構成がシンプルながらメロディが最高に綺麗で美しく、歌詞も秀逸。
そしてなんといってもこの曲は白井さんのピアノに尽きる。ピアノが本当に最高です。
(やっぱり個人的にハイロウズは白井さんが抜けてトーンダウンしてしまった感がありました)

漫画「べしゃり暮らし」でも引用されており、改めて森田先生のセンスの良さを感じましたね。
シングルでもおかしくない、それくらいの名曲です。


3位 十四才

そして一四才ですよ。昔はこの曲が一番好きだった時期もありました。
これを聞いたのが十八才だったんですけど、本当にそれくらいの時期にこの曲を聞けて本当に良かった。ハイロウズと同じ時代に生きれて本当に良かったと思う曲です。

リアルよりリアリティ

サビはこれだけですけど、これだけで染みるんです。本当にヒロトは天才です。

そして個人的に好きな歌詞は下記ですね。

ジョナサン 人生のストーリーはジョナサン 一生じゃ足りないよな

どういう発想でこんな歌詞が書けるのか、本当に凄いですね。
改めて本当にこの曲を聞いて、三九才(僕)にしてそう思いました。


2位 ハスキー 〜欲望という名の電車〜

バームクーヘンから3曲目のランクインですが、これも外せないですね。
もう本当にこの曲も高校時代、何回聞いたかわからないくらい聞いてました。
疾走感のあるメロディ、美しい歌詞、たたみかけるピアノと、とにかく本当に名曲です。
もう名曲すぎて何も書けないですね。

個人的にこの曲もヒキも悪く、初めて聞いたのは最後のMUSTANGのツアーで、この頃には白井さんがいなかったので完全版では聞けなかったんですが、とにかく込み上げてくるものがありました。

名曲です。


1位 真夜中レーザーガン

そして2022年6月時点で1位はこれです。真夜中レーザーガン。
これは本当に大好きですね。全てがカッコいいと思います。

冒頭のギターも、いきなり始まるサビも、ワクワクするAメロも、Bメロも、そして「加速して〜」のCメロも、全てが楽しくワクワクする曲です。ライブバージョンもいいんだよね。
ライブでは定番のアンコール前に演奏するので、フェス以外では毎回聞いた記憶がありますが、何度聞いてもぶっ飛び、そして上がる。上がりまくる曲です。

これとかを中学時代に聞けて本当にラッキーでした。こんなにカッコよくてワクワクする曲は他にないでしょう。

高校時代にカラオケ行ったら毎回歌ってたので、歌いすぎて友達まで歌えるようになりましたね笑
とにかくそんな感じで最高の曲です。


以上ですが、他にも書きたいけど書けない曲が山ほどありました・・・
1stからは「スーパーソニックジェットボーイ」、そして下手したらハイロウズで一番有名な「日曜日よりの使者」、そして何気に好きな「なまけ大臣」「ママミルク」、2ndからは「相談天国」「月光陽光」「シェーン」「オレメカ」、そしてこの間の「虫」、3rdからはなんといっても直前まで迷った「不死身のエレキマン」、あと「コインランドリー」も超好きです。そしてこの間の「ローリング・ジェット・サンダー」のイントロはハイロウズで一番かっこいいですね。4thからは「ガンスリンガー」「バームクーヘン」そして罪と罰のカップリングの「即死」も素晴らしい。5thからは直前まで迷った「不死身の花」、6thは「フルコート」もいい、そしてこの間の「いかすぜOK」、7thは「映画」「毛虫」とかもいい。そしてこの間の「夏なんだな」、そして8thは「ズートロ」「夜の背」が好きでした。そしてラストシングル「サンダーロード」と、とにかくもう2周はいける。それくらいハイロウズは素晴らしい。
あとは記事ではそんな触れられませんでしたがけど、2002年のRISING SUNのハイロウズも神だった。

再結成してくれたら10万まで出すね。
そんな日を夢見て、もうこんな時間になっちゃったから寝ます!Good Night!

Go!ハイロウズ!Go!

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