#458 アルバム論17|Art Of Life / X JAPAN(1993)
本日はX史上最大の問題作「Art Of Life」について紹介しましょう。
この音源「Art Of Life」は、収録曲が1曲しかなく、にも関わらずアルバムとして扱われており、「…シングルじゃね?」という意見もありますがバントとしてはアルバムとして扱われています。
時期としてはJealousyの後のスタジオアルバムと位置付けられてたり、位置付けられてなかったりです。
Art Of Lifeリリースまで
元々、Jealousyに収録される予定の曲でしたが、あまりにもロング・タイム・ソングであるが故に、Jealousyを2枚組にして、disc2にこの曲を収録しようと思ったとのことですが、Jealousyは発売延期&延期&延期でSONYの重役がおこで「もう10曲でいいからリリースしてくれYO」とJealousyをリリースし、この曲は宙ぶらりんになり、そしてXにおける第一の悲劇、TAIJI脱退がこのタイミングで発生します。
TAIJI脱退は諸説ありますが・・・
YOSHIKI曰く「TAIJIが許せない決まり事を破った」って感じで、
TAIJI曰く「ギャラの分配で揉めた」という話のようです。
ただ、やっぱTAIJIはキャラも立っていたし、カッコよかったし、バンドの中心メンバーだったので、やっぱ居なくなってパワーダウンは否めないですね(HEATHも毎回比較されて可哀そうな気持ちはありつつ・・・)
そして、そんなTAIJIも2011年に急逝し…
これまではスルーしていたのに、亡くなってからHIDEのようにメンバー扱いするのは違和感でしたがね…
HEATH加入 ~ Xから「X JAPAN」へ
そしてTAIJIが脱退して、代わりにHEATHが加入し、全米デビューをもくろんでX JAPANに改名したのですが、結局全米デビューは頓挫したようです。
’(TOSHIの発音の問題とか)
HEATHはいいベーシストだと思うんですが、やはりTAIJIの後釜だったのと、あとはX JAPANになってからXの活動が超絶スローペースになってしまったので、タイミングが良くなかったですね・・・
そしてArt Of Lifeリリース
レコーディングは難航するべくして難航したらしいですが、なんとか無事リリース!
レコーディング終了時にはYOSHIKIとTOSHIが泣きながら抱き合って喜んだらしいですね。
流石に30分の曲ともなると…感慨深いものはあるでしょうが…
曲解説
01.Art Of Life
Art Of Life -人生の芸術-
まさにこのタイトルに相応しい、鬼のようなスケールな曲です。
1st「BLUE BLOOD」の、ROSE OF PAINが割とイメージ近い感じの曲なんですけど、それのパワーアップ版ですね。
とにかく日本で唯一無二の30分1曲入りのアルバムで、単独曲のアルバムの売上記録は歴代一位で、その発売記録は未だに破られていないらしいです(誰もやらないでしょうが…笑)
イントロも美しく、そこからはまさに組曲のような展開で30分あるとは思わせない魔力があります。
やはりサビの「Though my eyes」のところからがカッコいいですね。
そしてサビ後の「I believe」以降のところ。
やはり前代未聞のチャレンジをするさまが美しいですね。
まとめ
そんなかんじで1曲入りのアルバムだから、当たり前ですが1曲についてしか書けないので今日はこの辺で。
次は3rdアルバムにして、現在のXにおいても最後のアルバム「DAHLIA」を紹介します。乞うご期待!
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