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#772 TV論39|人生は上々だ

本日紹介するのは1995年に放送していた「人生は上々だ」です。
このドラマも流行りましたね。

ユニコーンのアルバム「服部」に「人生は上々だ」という曲があり、この曲との因果関係は不明ですが、この曲はゲイの男2人の友情を描く曲であり、そしてこのドラマも、ダブル主演の浜ちゃんとキムタクの男2人の友情を描くドラマだったりします。

浜ちゃんはこの年WOW WAR TONIGHTもリリースした年で人気最絶頂、SMAPもグイグイ来ている時で、キムタクもノリに乘っている時期でしたが、もう30年前なんですね・・・


人生は上々だ あらすじ

キムタク演じる大上一馬は、イケメンだけどギャンブル狂で、借金しまくりマクリスティーで伊藤カイジみたいな生活を送っているんですが、そんな一馬に借金取りがまとわりつきます。

それが浜ちゃん演じるハチこと内藤八郎ですね。ハチは元ボクサーなんですが、傷害事件かなんかを起こして、多田金融の社長に拾ってもらい、金貸しとして、一馬の借金返済に向けてマンマーク・ディフェンスをします。

そんな感じで金貸しと債務者という関係でスタートするんですが、「結婚詐欺で稼いで金を返せ」と言ってお嬢を騙そうとしたりと、とにかく一馬の借金を返済するべく、ハチと一馬がトムとジェリー的な感じで仲良く喧嘩して、お互いのトラウマを知り、徐々に惹かれあっていくんですね。



人生は上々だ 魅力

1.飽きさせないジェットコースターのような展開

前述の通りの金貸しと債務者のストーリーなんですが、ハチの石田ゆり子とのラブロマンスがあったり、一馬の医大生で恋人を自殺させたトラウマがあったり、ハチもハチで結構なトラウマがあったりなど、色々と物語が進行するに連れて分かってくるんですが、そんな色々な紆余曲折がありながら、徐々に2人は心を開きあっていくんです。

ですが!
ハチが無実の罪で刑務所に収監され、服役後アル中になってホームレスになったり、そんなアル中を頑張って克服したハチに無理やり酒を飲ませた多田社長に一馬が切れてボコボコにして、今度は一馬が刑務所に収監され・・・と、かなりドラマチックに物語が動く感じで、退屈しないストーリー感が秀逸です。


2. ハチと一馬の友情

そんな感じでトラブルを超えて、徐々に友情が芽生えていく感じが非常に良いです。
途中で立場が変わるんですが、真剣に殴り合ったりして友情を育む感じが素晴らしいし、「こいつは俺の唯一の友達なんだ!」というセリフも秀逸。
一馬と八郎、1と8でカブ(9)という感じで、名前も実はコンビを示唆する感じになっているんですね。


3. エンディング

最後のエンディングも爽快感があり、非常に楽しいドラマでした。
是非これは直接見て欲しいですね。


人生は上々だ 登場人物

内藤八郎(ハチ)|浜田雅功

喧嘩っ早い関西人で、浜ちゃんしかできない役ですね。むしろ浜ちゃんありきで考えられた設定かも知れません。
とにかく共感される頼れる兄貴であり、当時のダウンタウンは本当にスターでした。


大上一馬(ハチ)|木村拓哉

この翌年の1996年こそ、ロンバケがあったり、スマスマが始まったり、5人というベストメンバーになったりと、SMAPがブレイクした1年だった印象がありますが、キムタクはこの時点でスターでした。
やっぱり今見ても最高にカッコいいですね。
チャラく軽いけどトラウマを持っている実はエリートという難しい設定も、なんなくこなしていた印象です。


七重さん|石田ゆり子

石田ゆり子は、ストロベリーオンザショートケーキよろしく薄幸な美女的な立ち回りが非常に多い印象ですが、例によって本作でも可哀そうな役でしたが、最後は幸せに終わったので良かったですね。


こころ|飯島直子

飯島直子はハチの幼馴染とか忘れましたが、行きつけの定食屋の店員であり、客のハチといい感じの近い距離間の関係性だった印象です。
で、一回ハチとやりかけるんですが、確かハチが勃たずに終わった気が笑


多田社長|内藤剛志

この社長は本当に悪い奴でした。
内藤さんはその前年、家なき子で安達祐実こと「すず」の最悪の父親役としてお茶の間に一斉に嫌われた過去を持っていますが、続けざまのこのヒール役を演じるあたり、役者魂を感じますね。
非常に好きな役者です。


まとめ

そんなドラマでしたが、このドラマは主題歌も非常に良かったです。
SMAPの「俺たちに明日はある」でしたが、ドラマの世界観にピッタリのGoodタイアップでしたね。

そんな感じで今見ても面白いと思いますし、YouTubeにガッツリ落ちていたので、是非夏休みで暇な方はチェックしてみましょう!


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