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#637 雑誌論14|GiGS

本日紹介するGiGS(ギグス)はかなり思い出があります。

北海道の片田舎で生まれた僕にとって、インターネットもスマートフォンも無かった当時、最先端の情報は全てTVと雑誌にありました。
その中でも中学生になった僕は色気づいて、テレビもこの手の番組を見るようになったりしまして、ファッションはBOON、カルチャーはHot Dog Pressで学び、そして音楽はGiGSで学びました。
(GiGS以外にも「BANDやろうぜ!」や「BADGE」などもハマりましたが、その辺は後述)


GiGS(ギグス)とは?

GiGS(ギグス)は、音楽を扱う出版社であるシンコーミュージック・エンタテイメントより1989年に創刊された月刊誌で、キャッチコピーが熱いんです。

すべてのバンドマン&プレイヤーを応援するロック・マガジン

そんな感じで普通の音楽雑誌では知り得ない、特集されたアーティストの「楽器の情報」「演奏方法」などが紹介されており、そして更に我々の心を虜にしたのは「バンドスコア」がついていることでした。


GiGS(ギグス)を買っていた理由

1. バンドスコアがついていること

前述の通り「バンドスコア」がついていることはデカかったですね。

バンドスコアは高く、アルバム単位だとアルバムとほぼ同じ値段(3,000円)であり、1曲だけ欲しい場合は500円でした。
そんな中でGIGSは毎回3曲くらいの曲のスコアがついており、更に表紙のアーティストだったり、割と最近ヒットした曲のスコアがついているので嬉しく、スコア目当てで買うみたいな文化もあったりで、とにかく本屋でワクワクして買って家に帰った、そんな時代でしたね。

知らない曲だけどスコアがあるから練習してみるとか、そんな謎なノリまで発生していたりしましたね笑


2. 憧れのバンドマンをより深く知れること

一般の音楽雑誌より、プレイヤーに近い視点で語ってくれることが嬉しいですね。
こういうエフェクターを使っているとか、こういうアンプを使っているとか、こういうピックを使っているとか本当に色々ですが、「俺もそうしよう」とか思えるような感覚を持てることは結構面白かったりします。
加えて、当時好きだったアーティストが割と多くGiGSに登場していたというのも理由ですね。


3. GiGSを買う自分に酔う感覚

これは伝えるのが難しいのですが、「バンドマンの証」をアピールしたい気持ちでしょうか?
とにかく自他ともにバンドマンであるということを、このGiGSという雑誌を買う事で対外的にもアピールするのが個人的に好きだったりしましたね笑


思い出に残るGiGS(ギグス)

1998年6月号

初めて買ったのはまだ覚えてますが、この布袋が表紙のGiGSでした。
当時僕は中3でして、ちょうどSUPERSONIC GENERATIONがリリースされていた時期ですね。ライブに行ったのも懐かしいです。
スコアがSTORMB.BLUEだったのも覚えてますね・・・


1998年7月号

この号も覚えてます。凄く読んでましたね。
そしてスコアがSOUL LOVEだったのも覚えてますね。このスコアで覚えた記憶があります。


1998年9月号

これも持っていた記憶がありますね。
結構この時期は定期的にGiGSを買っていたのでしょう。


1999年9月号

これも持っていた記憶があります。
そんなtetsuにシンパシーをもっていた訳では無かったですが・・・笑


まとめ

そんな感じでのGIGSですが、惜しまれつつ2022年8月でその歴史に幕を閉じたとのことです。寂しいですね。
今が分からないので昔と比較できないですが、今の中高生のバンドキッズ達はどうしてるんですかね?ただ今はネットもスマホもありますので、雑誌が第一だった我々の時代とは少し接し方が違うかもしれませんね。

そんな感じですが、とにかく思い出に残っている雑誌でした。
続いて同シリーズである「BANDやろうぜ!」「BADGE」とかは、内容が結構かぶっちゃいそうなので書くかは未定ですが・・・








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