見出し画像

#491 政治論14|改めてLGBT法案を考える

以前、LGBT法に関する私見を綴りましたが、
その際に私が言及したのはLGBT平等法についてでございました。

・LGBTだからと言って仕事の機会に差をつけるのは良くない
・ただ、男女の差別と言うか「区別」はしなきゃらならない
・歌舞伎町タワーの「ジェンダーレストイレ」はクソ

まとめるとそんな感じで持論を述べました、が!
LGBT法案と括られた際、LGBT平等法ではなく、焦点が向いているのは「LGBT理解推増進法」の方だったようでして・・・
これこそが、世紀の悪法と呼ばれたクソ法で、日本保守党の結党の原因にもなったものですね。


世紀の悪法「LGBT理解増進法」とは?

このLGBT理解増進法とは、「性的指向やジェンダーアイデンティティを理由とする不当な差別はあってはならない」という内容のものでして、要はL(レズビアン)の方も、G(ゲイ)の方も、みんなが性別の差別を受けないようにしましょうねという話です。
それは勿論、ごもっともな話ですよね。

ただ、残念ながらここでいうLGBTの方々は、この世の中で見た時には少数派であることは事実としてあります。にも関わらず!
その少数派である筈のLGBTの方々の意見が総意となるような、正に針小棒大な展開に置き換わる事象が懸念とされているのですが・・・
にも関わらず、与野党はこの法案の制定に急ぎました。

サミットを成功させるために、「日本だけこの法案が成立していないから、辛勝悪いし、サミット前に通そう」という狂った方向性にもなったようで…
(そして実際は他の参加国も「ジェンダーの平等」を謳っているだけで、この法案のようなものを通している国は無かったとのことですが・・・)

そして成立後、やはりこういう論調になりました。

「このLGBT理解増進法が成立すると、生物学上の男性が、"心は女"と自己申告するだけで、女湯に入れてしまうのでは?」


稲田朋美先生の見解

自由民主党の稲田朋美議員はLGBT理解増進法に対する思いが強く、生前の安倍晋三総理からも釘を刺されていたようですが、下記のように頑なでした。

「犯罪を犯罪で無くする法律ではありません!」と鼻息荒く、意気揚々としていたのですが・・・


三重県で女湯に入った男性逮捕

同署によると、男は女性風呂に入ったことは認めているが、「心が女なので、なぜ女子風呂に入ってはいけないのか全く理解できない」と供述しているという。

「なぜ女子風呂にはいっていけないのか全く理解できない」と言っている時点で、心が女性ではないでしょう笑
普通の女性は、女湯で男性の姿が見えたら委縮する筈ですし、この加害者も「お風呂入りたいけど、みんなが怖がるよね・・・私もそうだし・・・」と思って然るべきなんですが、「全く理解できない」とか言ってるし笑

断言しますが、100%この愛知県春日井市押沢台の無職の男(43)が、この悪法を悪用しただけです笑


結果、「性犯罪者ファースト」の法案に

そして本末転倒なのが、この法案を当事者の人達も諸手をあげて賛成している訳ではないという事です。

「生きにくいよね!なんとかするよ!ウホ、ウホ!」と政治家なのか、関連団体なのか分かりませんが、当事者たちを第二、第三に差し置いて、同和のように、アイヌのように、利権に群がる蛆虫たちが蔓延ってしまうんです。

そしてそれだけではなく、前述の銭湯男のように「性犯罪者がおいしい」法案になってしまっている。
正気の沙汰とは思えませんよね。

僕の人生でも常にゲイの人達はいましたが、普通にカミングアウトして、普通に生きていました。勿論苦悩は抱えていたと思いますが、その辺の感情を超えて、日常を生きていたと思ってますし、その人達を馬鹿にしたりする気持ちは一切無いんですけど、こうしてクソみたいな展開になるのはやっぱりおかしいですよね。


スポーツ界でも既に問題続出

男性と女性は身体のつくりも違い、男性の方が力仕事に向いている身体のつくりになっているのに対し、女性は子供を産めたりするつくりになっていて、役割が違うのですが・・・上記法案などで、スポーツ業界とかでも今まではあり得なかった現象が起きる可能性があります(と言うかすでに起きてる)

女性のマラソン大会に、体は男性だけれども「私は身体は男性ですが心は女性なので、女性の大会に出たいです」と主張するこの人を、現行法で参加を認めなければならないのでしょうか?
結局、この人がブッチギリで勝ってしまったとした場合、それは「平等」になるのでしょうか?謎ですね。


まとめ

これらの騒動を分かりやすく有本先生がまとめてくれていますが、本当に登場人物全員狂っている事案です。
稲田朋美も昔は凄く評判の良い政治家だったんですけどね・・・


そしてもう一度整理しますが、「LGBTの人達が住みやすい環境」を過ごす権利はあって然るべきだし、不当な差別はあってはいけないという所までは自分も一緒なんです。

ですが、そうした少数派を守るために、多数派が傷つく可能性がある事が正しい法案だとはどう考えても思えないし、喜ぶのは犯罪者だけだし、そうしてヘイトが溜まって偏見がまた増えることもあるので、当事者もそれを強く望んでいない。

マジで「誰得?」なこの法案、やはりこの法案をぶっ潰す事を日本保守党には期待ですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?