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#067 バンド論23|椎名 林檎

林檎ねーさんは1999〜2001年くらい、まさに高校時代めっちゃハマってましたね。一番ハマった女性アーティストと言っても過言ではないでしょう。

とにかくカッコよかった。
曲や歌詞、スタイルはもちろんですが、とにかく美しい。そして世界観。
あとはロックンロールであること。かなり魅了されましたね。

「真夜中は純潔」でジャズに走り、その後の3枚目のアルバム「カルキ・ザーメン・栗の花」が全然琴線に触れず、その辺から少し関心も失せつつあったのですが、その後の東京事変はやっぱカッコよかったし、耐えず動向はチェックしてしまう、そんな存在ですね。

そんな林檎姫のBEST10を紹介しましょう。


林檎ねーさんのBEST10

10位 本能

この曲が世の中に出たのは1999年の秋、当時16歳の僕らに林檎姐さんは刺激が強すぎました。
ナース姿で拳でガラスを破りまくるというバイオレンスなスタイルに加えて、ナースのコスプレ自体もですが歌詞もPVもとにかくエロスThat’s エロス!
非常にアヴァンギャルドであり、この曲で一躍ブレイクしたと言っても過言ではないのでしょうか。
それまでは相川七瀬くらいしか女性アーティストのCDを持ってなかった僕でしたが、速攻シングル買いに行った記憶がありますね。

そしてあまり記憶に無いんですけど、この曲は高3の学祭で女性ボーカルのバンドでライブでやりましたねえ。椎名林檎のベースは鬼難しいですが、この曲は結構簡単なので入門編としてはお勧めです。
とにかくカッコいい曲です。


9位 病床パブリック

これは本能に同じく2nd「勝訴ストリップ」に収録されている曲ですが、このアルバムは相当聞きましたね。
確かハイスタのLove Is A Battle Fieldと同じ発売日で、これらを同時に購入した人は多いと思いますが、1stの「無罪〜」と、2ndの「勝訴〜」は相当聞き込みましたね。
この曲はとにかく正統派ロックな感じで、非常にカッコいいんです。歌詞は意味不明ですが・・・

この勝訴ストリップを引っ提げて回ったツアーを収録したVHS「下剋上エクスタシー(笑)」は結構見てましたが、その中でもこの曲は抜群にかっこいいですね。
この曲のベースはいい感じに主張していて好きです。
というかこの時期の椎名林檎のベースは亀田誠治師匠が(多分)全て弾いてるんですけど、本当にカッコ良すぎてヤバいです。
今回ベスト10には入ってませんが「サカナ」という曲のベースとか鬼過ぎて引いてしまうレベルだったりします。


8位 NIPPON

初期の曲しか入れないのも何なので…最近(と言っても8年くらい前?)の曲をセレクト。
確かブラジルW杯の時のテーマソングだった記憶がありますが、出立ての頃は何か「右傾化だ!」とかそんな批判がありましたが、全然そんな曲じゃねーよ笑

この曲は奥さんが好きなんです。
ちなみにうちの奥さんは椎名林檎と同じ誕生日ということにシンパシーを感じ、昔はよくカラオケも歌ってましたし、結構ライブ行ったりもしてました。
てなわけで結婚式でお色直しで俺が紋付袴、奥さんが打掛に着替えた時にはこの曲で入場したもんでした。まさに和装に相応しい曲ですね!

そしてこの曲は、東京事変の群青日和的な感じですね。
なんか事前にそんな感じで作ってくれってリクエストもあったとかですが、良い意味で構成が似ていて聞いてて気持ちいい曲ですね。


7位 歌舞伎町の女王

椎名林檎と言えばこの曲という人が多いのでは無いでしょうか?
とにかく、この曲を20代前半で歌うのは凄いですよね。こんな結構ありそうな情景が浮かぶ歌詞を書くあたりはやはり才能でしょう。

この曲でブレイクした彼女は一躍「渋谷系」でも「原宿系」でもない「新宿系」として名を馳せていきますが、後にも先にも新宿系は椎名林檎しか出てこなかったような気がします。

やっぱこの曲はライブで映えますね。
近年ではちょっとジャジーに歌っているようですが、やっぱ初期ですよ!初期!


6位 罪と罰

これは「ギブス」と同時にリリースしたシングルですね。
セールス的にはギブスの方が売れたような気がしますが、僕は俄然こっちの罪と罰が好きですね。両方買いました。確か発売日は1月26日。こういう記憶力は無駄にあります笑

この曲は全体の構成とか歌詞とかすげー"ロック!"って感じがして良いんですけど、何が良いってこの曲ギターがベンジーなんですよね。そりゃかっこいいわって話です。

この曲はベースが弾いてて凄い楽しいんですけど、最後の転調するサビのところのフレーズが本当にいいです。亀田師匠最高です。

しかし本当にこの辺の曲を聴いてたら青春時代を思い出しますねえ。


5位 ここでキスして。

この曲で僕は椎名林檎を知りました。中3の卒業間際だった。この曲で一躍ブレイクしたのでは無いでしょうか。
この頃は特に印象もなく「おっ、こんなアーティストが出てきたんだ」と思った程度でしたが、その半年後くらいに無罪モラトリアムを購入し、この曲はやっぱり素晴らしい曲だなと思い、それ以降はかなり聞いてましたね。

ライブで演奏してるのはあまり見たことないんですけど、そういう曲はそれはそれで俺は好きだったりするので、むしろやらないで欲しかったりします。
とにかくこの曲の名曲であるところは英詞の部分でしょう。冒頭とラストの英詞の部分が本当に染みる。あとは「現代のシド・ヴィシャス」というフレーズでしょうね。


4位 やっつけ仕事

これはメチャクチャかっこいいです。
これは2ndの後に出た「絶頂集」っていうシングル3枚入りのアルバムの1枚目の1曲目(何言ってるか分からないと思いますが実際そう)なのですが、もうクソカッコいいですね。

もう構成がメチャクチャかっこいいんですけど、曲中の展開、ギター・ベース・ドラムととにかくエグい。
そしてベースのフレーズがかなりぶっ飛んでて、なんと言っても最高に弾いてて楽しいです。

これライブ版(PV)の映像がマジでカッコいいよ。
林檎はセクシーだし、最後に白目なるのとかマジで熱い。
これはPVで是非見てみてください。
高校時代、なんかの深夜番組でこのPV流れてて録画してずっと見てました。時代ですねえ。


3位 月に負け犬

この曲も2nd「勝訴ストリップ」に収録されているんですけど、この曲は本当に素晴らしいよ。この曲も下剋上エクスタシーで何度も見てました。
本当に天才なんだなと思って聞いてましたね。

とにかく歌詞が素晴らしい。本当に響きます。
そしてメロディも良くて、本当に死角が無い曲です。
もういい曲すぎてあまりコメントができないケースがこれまでにも多くありましたが、まさにそれというか。

この曲もベースめっちゃ弾いてましたね。
多分今でも弾けるくらい好きです。


2位 メロウ

これも相当好きですね。初めて聞いた時泣きそうになりました。
これも前述の「絶頂集」の2枚目の1局目なんですが、なんかそれから暫く経った後にPVが完成していたようです(俺も知らなかった)

とにかくロックバラードって感じなんですが、ギターがまさに"メロウ"で、歌詞もメロディも本当にメロウです。俺がよくメロウという言葉を多発するのは確実にこの曲が由縁でしょう。

全体的にすごくいいんですけど、ラストのサビで転調するところなんて鳥肌もんです。本当に後世に語り継がれてほしい、そんな曲ですね。


1位 幸福論(悦楽編)

1位はやっぱりこれでしょう。
幸福論はノーマルバージョンもありますが、初見で聞いた悦楽編の方が俄然好きです。てか、ノーマル版は全然琴線に触れなかったりする笑

この曲を初めて聞いたのはCMですね。サントリーの昔はやっていた「カクテルバー」ですよ!高1の頃、あれを集めるのがハマっていたので、多分その影響でこの曲も印象に残ってて、当時札幌の4プラと呼ばれていた『四丁目プラザ』の最上階にパンクロック専門店があつて、そこにJ-POPで恐らく唯一無罪モラトリアムが置いてあり、そこでアルバム買って、ドップリハマったというそんな感じでしたね。

当時はハイスタとか早いものをひたすら聞いていた時期だったので、まさにそれにマッチしてめっちゃ聞いてましたね。

この曲もベースは今でも弾けるくらい好きですね。
そしてこの曲もやはりライブバージョンが最高にかっこいい。拡声器で歌ってますからね。本当に天才です。


とにかく高校時代、本当に林檎は大好きでした。やっぱ曲は時代に残りますよね。
次はミッシェルことthee michelle gun elephantで!

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