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#459 蹴球論44|2004年 キャバクラ・セブン

2004年に起きた、この事件についても語らないわけにはいかないでしょう。
とにかく笑ったものでした。

事の顛末は、前回紹介したドイツW杯のアジア二次予選、オマーン戦とシンガポール戦の間の話でして、シンガポール戦に関して、このように紹介させていただいております。

今回の招集メンバーですが、不動の右サイドバックの山田暢、前回のオマーン戦でも後半途中からゲームメイクした小笠原、そして何より決勝ゲールを決めた久保が招集外だったんです。「なんでやねん!」という話なのですが、その理由に関しては次回あたりの蹴球論で紹介しましょう笑

その「理由」こそが、このキャバクラ・セブン事件なんですね。


キャバクラ・セブン事件とは?

事の発端

これまでに何度も紹介しているように、ジーコさんは監督しては最低レベルの指導者で、No ポリシー、No 戦術、No センスと、NoづくしでNo Future、ジョニー・ロットンも嘆くレベルでした。

その中でも一番ダメかったのはメンバーの固定起用です。

どんなにコンディションが悪くでもそれを度外視して、ジーコさんの優先順位の高い選手を使うという依怙贔屓っぷりで、競争意識は生まれず、選ばれない選手のフラストレーションは増大するのです。
例えれば、絶好調の小笠原満男より、39℃の熱がある俊さんが優先され、Jリーグで大活躍する松田直樹より、クラブで干されているツネ様が優先されるので、溜まったものではありません。
とにかく人心掌握もできず、監督としては勿論、リーダーとしても、人間としても最低の男だったんです。

それで結果が出ているのなら100歩譲ってOKですが、結果も出ていない(出ているようには思えない)背景があり、オマーン戦も俊さんPK外すし、高原も柳沢も全然ダメという始末。
そんな感じの試合でしたが、起点となったのは途中出場の満男であり、決勝点を決めたのは久保。

とにかく、そんな感じでトホホな状況でした。


鹿島合宿の夜

そして、事件が起きたのは2月の合宿のことでした(恐らくオマーン戦の前ですが、発覚したのはオマーン戦後)

恐らく当時のジーコジャパンは3つくらいのグループがあったと推察します。
アトランタ~シドニー世代(上)を中心としたベテラングループ、シドニー世代(下)であり黄金世代を中心とした陽キャグループ、そして、それらに属さない陰キャというか、明らかに悪そうなメンツが集まるヤンチャグループ
言うまでもなく事件を起こしたのは、このヤンチャグループの皆さんです。

で、焼き肉を食べに行ったらしいんですけど、その後にこのヤンチャグループは「寿司を食いに行こう」と二次会に行ったらしいですが、この寿司屋が休みだったが故に、キャバクラに行ったようで・・・

で、このキャバクラでヤンチャし、それがばれて、参加していたメンバーは謹慎に笑
マジで笑いました。


キャバクラ・セブンとは?

そんなキャバクラで暴れた7選手こそが、キャバクラ・セブンと揶揄されて、死ぬほど馬鹿にされていました笑

キャバクラ7とは、2004年2月W杯ドイツ大会アジア1次予選を戦うため鹿島で合宿を行っていた期間中に、無断で宿舎を抜け出し、キャバクラで大暴れをした7選手(大久保嘉人・久保竜彦・小笠原満男・奥大介・山田卓也・茂庭照幸・都築龍太)の集団を指すまたはキャバクラセブン事件そのものを指す。

当時の報道では、女性の胸を鷲掴みにしたり、デブなどと暴言を吐いたり、出前で取った握り寿司を他の客に投げつけて口論になったなどと報じられた。

スキャンダル事件が問題となり、上記の選手たちは代表からはずされることになった。その後、久保竜彦・都築龍太・小笠原満男・茂庭照幸は、ジーコジャパンに再び招集されているが、その他の選手が呼ばれることはなかった。

実はキャバクラ7には、顔だけ出してすぐに宿舎へと帰って行ったもう一人のメンバーがいる。浦和レッズの山田暢久である。飲酒もせずに戻ったのだが、無断外出をしたことが咎められキャバクラ7と同じく代表から落選した。キャバクラ7は山田暢久を加えて「キャバクラ7+1」と呼ばれることもある。

とにかく悲しくも笑える事件ですが、この事件を茶化す下記のような替え歌も誕生しました。
ジーコへのdisもふんだんに含まれて、これはかなりレベル高いですよ!

キャバクラ・セブン(エロティカ・セブン替え歌)

選手選びはジーコまかせ オールスターをちょっと覗いて
たまに新顔呼び寄せりゃ 自分勝手に酒を飲む
鹿島合宿の真ん中で ぼったお酒を味わいながら
若い奴ほど妖しげに 五臓六腑を駆けてゆく

国内組だから飲む ロマンティックなあのジュース
涙を見せぬように生きていたいだけさ

引き締めて控えは控え モラルからから 損な立場がすべて
ジーコニッポン 夜もバラバラ 我らキャバクラ・セブン

海外組がやって来て メンバー固定の気持ちにさせる
一度決めたら変えられぬ 中途半端なジーコじゃない

もう一度だけ7人で 鹿島娯楽のフルコース
奥歯も凍るようなキャバが1軒だけさ

誰よりも控えは控え 連携からがら 一次予選の前で
ジーコはジーコ リオでギラギラ 君もキャバクラ・セブン

サブ組同士せめぎ合う 予想通りのデキ・レース
いつかは燃えるようなゲームをしたいだけさ

山卓に満男に奥に都築クボタツ 落ちた嘉人と茂庭
ビブスを脱いだ 冬のケダモノ マジと狂気のヘブン
引き締めて控えは控え モラルからから 損な立場が好きさキャプテン
ジーコニッポン 夜もバラバラ 我らキャバクラ・セブン


キャバクラ・セブンの思い出を振り返る

こんな感じで恐らくリーダー格であったと思われる、タツのコメントはこちらです。マジで笑いますよ。


ヨシトもキレキレです笑


そして久保のtwitterでの質問への回答もマジで笑います。


まとめ

とにかく、この規律破りが原因でこのキャバクラセブン+1は一瞬干されるんですが、すぐに再び招集されたので結果オーライでしたが、とにかくこの時点でジーコを連帯責任で更迭しておくべきでした笑

そして、僕ももし仮に代表に入っていたら、このメンバーと一緒につるみたかったと思いましたね笑

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