見出し画像

#870 労務論23| 副業について考える

本日は労務論なのかとという疑問は置いておいて、副業について考えてみました。


副業とは?

副業は、あくまでもメインの仕事があって、その仕事のサブにあたる業務で、「サイドビジネス」とも言われたりしています。

1. 副業のメリット

まずは「収入が増える」という点。これに尽きると言っても良いでしょう。
本業以外の収入を得られるため、収入が安定しやすいのがメリットですね。その観点でいうと「リスク分散」なども挙げられますが、「いずれは副業をメインにしたい」という考えでのスキルアップなども本業と同時並行でできるのはメリットかも知れません。


2. 副業の種類と例

  • ネット系副業
    ブログ運営 / アフィリエイトなどの広告収入や商品紹介で収入を得る方法や、YouTube / SNS活動を活用した広告収入、企業タイアップ、更にはクラウドソーシングで自分で受注して稼ぐ方法などが主流ですね。

  • サービス提供系副業
    語学やプログラミングなどのスキルを活かしてオンライン講師やレッスンオンラインで教える方法なども最近は増えているようです。

  • シェアエコノミー系副業
    配達時間を自由に選べるUber Eats配達員や、民泊などが最近副業として選ばれたりしているようですね。


3. 副業を始める際のポイント

  1. 本業の就業規則を確認する
    副業を禁止している企業もあるので、事前確認が必須です。
    就業規則違反は気を付けましょう!

  2. 小さく始める
    最初から大規模な事業に挑戦するより、リスクを抑えて徐々に拡大するのがおすすめですね。スモールスタートと言うやつです。

  3. 時間管理を徹底する
    副業が本業に支障をきたさないよう、計画的に取り組む必要がありますね。

  4. 税金の申告を忘れない
    副業収入が20万円を超えた場合、確定申告が必要なので、この点も注意が必要ですね。


4. 副業の注意点

  • 労働基準法の遵守
    1日の労働時間が本業と合わせて法定時間を超えないよう注意しましょう。

  • 体調管理
    過労にならないよう、休息を取ることが大切なのでこの点も注意しましょう。

  • プライバシーと情報管理
    本業や副業で得た情報を守ることは重要なので、その使い分けも重要ですね。


副業を許容している会社は・・・

副業を認めている企業の割合は、2024年1月時点で27.5%と、4社に1社が許容しているようですね。

https://meisanbo.com/202409_hukugyou/


副業を認める理由としては、「個人の自由なので」が最も高く、次いで「従業員のモチベーション向上」「優秀な人材の確保・定着」などが挙げられます。

一方、副業を禁止する企業の理由としては、「自社の業務に専念してもらいたいから」がトップです。
また、副業を行うことで社員の長時間労働につながったり、本業に影響が出たりすることを懸念している企業もいます。

どちらにもどちらの言い分があるという感じですが、僕はやはり古風なので「副業は本当にしていいの?本業あるのに・・・」という考え方だったりしますね。副業をやりたいなら、複業にすべきと思います。


副業と複業の違い

最近注目されている副業と複業の違い、まぁ読んで字のごとくなのですが、このような違いがありますね。

副業(ふくぎょう)

本業+サブの仕事という構図。
本業が中心で、副業はあくまで「サポート的」な役割を果たす仕事。
収入を補ったり、趣味や興味を活かしたりする目的が多い。
)平日は会社員、週末にUber Eatsの配達員をする。

複業(ふくぎょう)

複数の仕事をどれも主体的に取り組むスタイル。
どれか一つを「本業」とせず、全ての仕事に同じくらいの価値を置く。
個人のキャリアや価値観の多様化を反映した新しい働き方。
例)週3日はプログラマー、週2日はヨガ講師として活動する。

副業は、時間の制約がある本業が優先で、あくまでサブなんです。
故に、副業をやめても、生活やキャリアには大きな影響が出ないので、企業勤めの人が「副収入」を目的に始めるケースが多いんですね。

一方、複業の特徴は、複数の活動を通して、幅広いスキルや経験を得ることで、一人で複数の肩書きや役割を持ち、柔軟な働き方が可能となります。
フリーランスや個人事業主に多いのですが、最近では会社員でも複業を推奨する企業が増えていたりします。


なぜ「複業」が注目されているのか?

  1. 価値観の多様化
    会社に依存せず、自分らしいキャリアを築く人が増えているのが理由ですね。

  2. ワークライフバランス重視
    好きなことや得意なことを複数の仕事に活かし、仕事そのものを楽しむ傾向があるので、そうした点から選択する方も多いです。

  3. 企業の推奨
    一部の企業では、社員が外部での活動を通じて新たなスキルやネットワークを得ることを奨励しています(例:ユニリーバやパソナなど)

まとめ

そんな感じで徐々に認められつつある副業や複業ですが、いきなり始めるのはハードルも高いので、まずは本業をメインで行い、余裕ができていたタイミングでどちらかに取り組むのが良いでしょうね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?